プフィッツナーの伴奏ピアノ

2004/11/30 18:58

メッセージ: 1267 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

bernardsstarさん

 

以前、

ヒュッシュが歌って、プフィッツナー自身が伴奏している録音のことを書きましたが、

そのまま今に至っていたのですが、

 

先日、10数年ぶりにヴァランのフランス歌曲集を出してきたところ、

ジャケットの帯にそのシリーズの他の録音のことが書かれていて

ヒュッシュの<詩人の恋>に併録されていることが分かり、

やっと入手出来ました。

 

1938、39年の録音で、

8曲だけですが、これでプフィッツナーのピアノが聴けます。

 

今年は室内楽を中心に聴きましたが、

bernardsstarさんには

誠実にお付き合いしていただき、

言葉にはならないですが、心から感謝しています。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

「歌の効用」に投稿させていただきました。

2004/11/30 22:27

メッセージ: 1268 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

合唱のついた管弦楽作品に興味を持っていますが、自分では合唱団に入ったことがないので、発声法については、よく分からないです。

 

東欧(ハンガリー、ルーマニアなど)の合唱曲を聞いてみたいなあという、漠然とした希望は持っています。

これは utachant さんの 1266 に対する返信です

 

近況

2004/11/30 22:31

メッセージ: 1269 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

忙しいですが、なんとかやっています。

 

今むしょうに聞きたい曲は、シマノフスキの「デーメルの詩による歌曲集」で、CDが量販店店頭で見つからないので、通信販売で買おうかなあ?と思っています。

 

プフィッツナーは指揮のCDだけでなく、ピアノ演奏のCDもあったんですね。

これは jumeautriste さんの 1267 に対する返信です

 

シマノフスキの歌曲

2004/11/30 23:37

メッセージ: 1270 / 1477

投稿者: la_vera_storia (男性/beati possidentes)

 

シマノフスキの歌曲ですか.....。 ごく最近、歌曲だけ全曲録音されている4枚組のセットが発売されました。シマノフスキノの歌曲も、ポーランド語、ドイツ語、フランス語の3ヶ国語の歌詞に作曲されていますね。

http://serwisy.gazeta.pl/muzyka/1,21408,2145924.html

http://www.channelclassics.com/

まだ一部しか聴いていませんが、若干クセのある歌い方の歌手がいないではないですが、しかしこうやってまとめてセットなっているのは、なにかと便利です。

これは bernardsstar さんの 1269 に対する返信です

 

Re:シマノフスキの歌曲

2004/12/ 1 22:39

メッセージ: 1271 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

小生、フィッシャーディースカウ盤を買ってみたいと思っていたのですが、最近、いろいろと出ているんですね。さっそく購入を検討してみます。

 

ウィーンの詩人のほか、アラブの詩、タゴールもテキストになっているんですね!

これは la_vera_storia さんの 1270 に対する返信です

 

シマノフスキの歌曲集 

2004/12/ 5 11:41

メッセージ: 1272 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

「デーメルの詩による歌曲集」は未入手ですが、アラブ・ペルシャ関連の詩と、詩人 Jan Kasprowicz(ヤン・カスプロヴィチ)の詩に曲をつけた歌曲のCD(VMS/Zappel Music 2004)を入手して聞きました。全曲とも女性の歌唱(イザベラ・クロシンスカ他)で、オーケストラは、ロベルト・サタノフスキ指揮のポーランド国立歌劇場オーケストラです。

 

サウンド的には、まさにウィーン19世紀末・20世紀初頭的な感触で満足のゆくものです。オーケストラの技量も十分。不満が残ったのは、CD解説書の解説内容と歌詞です。ポーランド語で歌われていますが、アラブ・ペルシャ関連の詩による歌曲のほうは特に無言歌風なので、歌詞がほとんど聞き取れません。CD解説書の歌詞(ドイツ語、英語)は相当な意訳のようで、「The English translation of the poems is more or less literal;」と断り書きがありました。アラブ・ペルシャ関連の詩には、作詩者に関する解説がありません。詠み人知らずのアラブ・ペルシャ詩のポーランド語訳に曲をつけたものといいたいところですが、「Das Grabs des Hafis (Hafiz' Tomb)」という曲の歌詞など、ヨーロッパ人のペルシャ趣味に基づいたものとしか思えませんでした。(ハーフィズ(ハーフェズ)は、ご存知の方も多いと思いますが、イラン(ペルシャ)最大の叙情詩人で、シーラーズには、観光名所のハーフィズ廟があります。)

 

なお、このCDの解説書カバーの絵として、クリムトの「Die Jungfrau」が採用されています

これは bernardsstar さんの 1271 に対する返信です

 

マーラー<夜の歌>

2004/12/ 7 0:48

メッセージ: 1273 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

先ほどまで聴いていました。

 

マーラーの純器楽による交響曲で最も好きな曲。

音楽として聴いていて純粋に面白いし、

開放感が感じられて気持よく聴けます。

 

シンメトリックな楽章の配置、”夕暮れ、夜、幻、夜、朝の輝き”

<夜の歌>という標題にふさわしいロマンティックで幻想的、

終楽章の力強さと明るさ、

いろいろ好みと合致するところが多いです。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

Re:マーラー<夜の歌>

2004/12/ 8 22:38

メッセージ: 1274 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

この曲ではマンドリンが使われていますが、この曲のほかにマンドリンが使われた曲は、レスピーギのローマ3部作にあったと記憶しています。他には・・と考えると興味がありますね。

 

あと<夜の歌>で思い出すのは、バーンスタインが飛びあがって指揮した、実況画像です。

 

小生は、最近、プフィッツナーのピアノ・トリオのCDを買いました。後日、報告します。

これは jumeautriste さんの 1273 に対する返信です

 

re.マンドリン

2004/12/ 9 17:46

メッセージ: 1275 / 1477

投稿者: ZAKKYO2000

 

>この曲のほかにマンドリンが使われた曲は、レスピーギのローマ3部作にあったと記憶しています。他には・・と考えると興味がありますね。

 

レスピーギ:「ローマの祭り」〜第3曲「10月祭」の後半の部分ですね

 

他には

シェーンベルク:「セレナード」

ストラヴィンスキー:「アゴン」

ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲

なんかが思いつきます。

 

あっ、バルトークにもあった、

「不思議なマンドリン」・・・すいません悪ふざけしました。

 

>マーラー<夜の歌>

 

この曲はやっぱり苦手ですね。2、4楽章はそれなりにいいのですが、3楽章の無気味さと、5楽章の乱痴気騒ぎがどうしてもちぐはぐな感じです。

シノーポリ、アバド、ギーレン、ブーレーズなど、CDも結構たまってきましたが、どうしてももう一つ好きになれません。

何か好きになる秘策はありますかね?

これは bernardsstar さんの 1274 に対する返信です

 

<夜の歌>の第5楽章

2004/12/ 9 23:08

メッセージ: 1276 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

マンドリンを使った作品のご教授ありがとうございました。

 

>5楽章の乱痴気騒ぎがどうしてもちぐはぐな感じです。

 

これも慣れればそれなりに面白く・・・(確かに、5楽章は失敗作という声もありますが)

小生は、この曲のCDを買い揃えてはいませんが、マズア指揮のCDをもっていて、結構楽しんでいます。

これは ZAKKYO2000 さんの 1275 に対する返信です

 

プフィッツナーのピアノ・トリオ

2004/12/10 0:00

メッセージ: 1277 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

ピアノ・トリオ OP.8

当時、評価が分かれたらしいですね。

 

感想が待遠しいです。

 

ローベルト・シューマン・トリオの演奏ですか?

ジャケットの

岩の上の人影ですが、動物に見えませんか(笑)

 

 

>マズアの<夜の歌>

 

ゲヴァントの響き、いいですね。

7番のマイ・ベストです。

これは bernardsstar さんの 1274 に対する返信です

 

世紀末の音楽

2004/12/11 17:43

メッセージ: 1278 / 1477

投稿者: satochan122002 (81歳/男性)

 

大変素人っぽい質問で申し訳ありませんが、世紀末の音楽の特徴とは一言に言うとどんなことなのでしょうか?

 

所謂文学や絵画などのように唯美主義的な、或いはデカダンスのような傾向があったのでしょうか?

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

世紀末音楽について

2004/12/12 9:42

メッセージ: 1279 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

世紀末的な音楽の特徴を言葉で表現するのは難しく、実際にその音楽を聞いてみるのがベストですし、短い文章で説明しきれるものではありません。それに人によって定義にずれがあります。小生の考えでは、

 

1.伝統的和声からの逸脱:シェーンベルクの「浄められた夜」が、このせいで、当時批判の的になりました。

 

2.全音階、半音階進行の多用、不協和音、ポリフォニー、跳躍音程・・・に対する指向。

 

3.他の芸術分野との融合や、東洋のエキゾチックな伝統に対する指向

 

4.「世紀末的絵画」に関しては、クリムト、シーレ、ココシュカや、今、東京で展覧会をやっているミュシャ(チェコ名ではムーハ)の絵を見れば一目瞭然ですが、西洋の油絵の伝統からの離脱、退廃、東洋趣味などで特徴づけられる。これらとの芸術上の親近感が認められる。

 

5.ウィーンの「世紀末音楽」と限定すると、それを主導・推進したのが、主として(西洋化した)ユダヤ人芸術家だったというのも、大きな特徴。

 

「世紀末芸術」と「ドイツ表現主義」は、重なっているところもあり、重なっていないところもあると思います。「若きポーランド(ムオダ・ポルスカ)」(シマノフスキはその重要人物とされる)についても、それが言えると思いますが、「若きポーランド」の全容は日本には知られていないと思いますので、これからの研究対象です。「ロシア・アヴァンギャルド」は、「世紀末芸術」からはちょっと遠く、むしろ(時代の変わり目をロシア革命ととらえるのであれば)ラフマニノフやグリエールのほうが「19世紀末的」かな?と思っています。

これは satochan122002 さんの 1278 に対する返信です

 

Re世紀末音楽について

2004/12/12 12:25

メッセージ: 1280 / 1477

投稿者: satochan122002 (81歳/男性)

 

bernardsstarさんへ

 

大変詳細なお返事を頂き恐縮に存じます。

 

ご説明の1、2、3の項目についてはズブの素人の老書生としてはそのまま拝聴させて頂き、全くその通りだと思いました。

 

ただ、4の「世紀末的絵画」に関してですが、私は絵画にしても音楽にしても、癒しというか仕事や生活に疲れたり、ストレスからの解放を求めて接しています。

 

例えば、クリムトやミュシャの絵だと色彩の美しさや装飾的な新鮮さがあって、自分の部屋に掛けて置きたいと思いますが、エゴン・シーレになるとその頽廃趣味に一寸躊躇してしまいます。

 

ワグナーからR・シュトラウスへ、ベルリオーズからマーラー位までは私の守備範囲に入りますが、それがシェーンベルグやシュニトケになるとどうも付いて行けない感じです。

 

プロコフィエフやシマノフスキーのVn協奏曲を聴いていると、時折十九世紀ロマン派の音楽に馴染んでいた耳には波長の合わない音が入って来ます。

 

それならば聴かなければいいというだけの事ですが、世紀末芸術に多少関心を持つ者としては、十九世紀から二十世紀に掛けて

、大袈裟に言えば人間の美意識に歴史的な変化があったのではないかと言う気がしています。

これは bernardsstar さんの 1279 に対する返信です

 

Re:Re:世紀末音楽について

2004/12/12 13:20

メッセージ: 1281 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

>十九世紀から二十世紀に掛けて

、大袈裟に言えば人間の美意識に歴史的な変化があったのではないかと言う気がしています。

 

歴史的な変化を引き起こした大事件、第1次世界大戦、スペイン風邪、・・・そのほかいろいろとあると思います。小生、研究中です。何か面白いことを発見できましたら、後日、報告いたします。

これは satochan122002 さんの 1280 に対する返信です

 

Re:プフィッツナーのピアノ・トリオ

2004/12/12 13:24

メッセージ: 1282 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

長大で、なかなかの存在感のある作品ですが、ピアノの響きに濁りが多く(Cacophonic とCD解説では表現していました)、特に冒頭の強烈なピアノパートの濁り・不協和音が、初演当時に批評家から嫌われたのでは?と思います。「最初が肝心」ですから・・・

ピアノの響きは、各指の力の配分にも大きく影響されますから、より魅力的なサウンドとなるように、ピアニストは、十分に楽譜を研究してから公開演奏すべきと思います。

 

カスパール・ダヴィド・フリートリヒについては・・・

 

80年代だったと記憶していますが、東京都美術館(上野)でフリートリヒ展があり、90年代にも、白金の庭園美術館でフリートリヒ展が開催され、両方とも出かけました。フリートリヒは今なお日本ではマイナーなほうですが、その点も含めて魅力的な画家ですね。

プフィッツナーのピアノソナタのCD(シューマン・トリオ)に使われている、Mondaufgang am Meer(何らかの邦訳が定着しているでしょうが、拙訳では、「海の彼方からの月の出})も記憶に残る作品で、確かに、近景の岩場に腰掛けている3人のうち、一番右の人物は、犬か大ネズミのように見えます。

 

プフィッツナーの「ドイツ精神について」のCD(ARTE NOVA) に使われているフリートリヒの作品、Abtei im Eichwald(何らかの邦訳が定着しているでしょうが、拙訳では、「樫の森の僧院」)も、同じく印象に残る絵ですね。「山上の十字架」が使われている CDは、小生は今のところ知りません。

これは jumeautriste さんの 1277 に対する返信です

 

ピアノの音

2004/12/12 21:15

メッセージ: 1283 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

ピアノ・トリオ

ご感想、拝見しました。

 

冒頭のピアノの音、

”濁り”

あの響き、上手く形容されていて、

私もあの響きに抵抗を感じて、難しい作品だと思いました。

第2楽章だけで言えば、温かく流線的でうねるような感じ、

そういうところ、シューマンを感じさせて素敵なんですけど、

でも、プフィッツナーは、どこか寒々しいものがあるのですね。

違う演奏を聴いてみたいです。

 

 

>カスパール・ダヴィット・フリートリヒ

 

<ドイツ精紳について>

このジャケットはなにか感じるものがあるのか、

しばし眺めることがありました。

絵心、絵画に対する感受性がないのか、

絵はよく分かりません。

分かる方が羨ましいです。

 

最近、一枚気に入ったジャケットがありました(フランク、Pクインテット)

絵自体はヘンテコな絵ですが、

色合い、ローズピンクが基調のアンティークな色合いが好みでした。

これは bernardsstar さんの 1282 に対する返信です

 

間奏曲 <AbendーNacht>

2004/12/13 23:30

メッセージ: 1284 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

ドイツ精紳について

第1部 自然と人間 <間奏曲>

 

抜き出して聴くことが多いです。

 

冒頭の雰囲気、いいです。

ホルンとハープですよね? そしてヴァイオリンのソロ

 

あの絵のイメージですね・・?

これは jumeautriste さんの 1283 に対する返信です

 

Re:間奏曲 <AbendーNacht>

2004/12/14 22:49

メッセージ: 1285 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

絵を全て知っているわけでもなく、絵心があるかどうかも分かりませんが、

 

あの写実的であり、かつ奥底に何か不思議なものが隠されているような作風は好きですね!

 

明日より1週間強、出張で留守にします。

これは jumeautriste さんの 1284 に対する返信です

 

<ウェルテル>

2004/12/16 10:28

メッセージ: 1286 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

絵画の話しにからんで、

マスネの歌劇<ウェルテル>

 

季節を問わず、時々聴きたくなる作品ですが、

いま、クリスマス時期に相応しいオペラです。

 

チェトラのCD、

ジャケットの絵がこの作品にマッチしている”夜の雪の街”

シャルロッテが夜道に駆け出しているところ・・

 

レコーディングが1953年

絵のほうも1953年となっているので、

この録音のために書かれたものと思います。

こだわり、贅沢ですね。

By Nicola Benois 

 

LP box の大きい絵で見たらもっと素敵だったと思います。

 

演奏はトリノのオケ、

モリナーリ=ブラデッリの指揮

フランス語

 

タイトルはタリアヴィーニ

シャルロッテはタッシナーリ

夫妻の共演です。

これは jumeautriste さんの 1283 に対する返信です

 

マーラー<第5交響曲>

2004/12/17 11:31

メッセージ: 1287 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

ミトロプーロス指揮

ニューヨーク・フィル 1960年ライヴ

 

3つの純器楽交響曲の中でも壮麗な3部構成

 

5、6、7番、3曲の基本理念

”この世の喜びに幸あれ”

 

第1部(1、2楽章) 第2部(3楽章) 3部(4、5楽章)

 

2楽章に対する序奏のような1楽章、これもまた好みの構成です。

行き着く先が、<第7、夜の歌>のフィナーレと言われています。

第7のフィナーレ、ハ長調のバッカス讃歌は相応しいものと感じます。

 

マーラーが聴き手に対して望んでいたもの

”耳と心を持ち合わせていること、

      なにより、歌人にすすんで身をまかせること”

 

これ、好きな言葉で、いつもこうありたいと思ってます。

 

ミトロプーロスのマーラーでは5番、6番、

8番(ウィーン・フィル)9番を聴きます。

 

情緒的な演奏ではないのですが、深い感慨、

私にとっては、さきほどの

”歌人(演奏)に身をまかせること”という表現がぴったりくる演奏です。

これは jumeautriste さんの 1273 に対する返信です

 

第九

2004/12/18 17:10

メッセージ: 1289 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

トピずれになりますが、

今朝、聴いた<第九>

 

アーベントロートの指揮、1950年の録音

 

演奏はビシビシとして、ためなし、

テンポの変化は結構、”なんで”というところなどもありますが、

もったいつけず、鋭くて、緊張感おおあり、

久しぶりに聴いてますがいいです。

(歌手はぶらさがり気味もあり、ラフな感じもしますが)

 

アーベントロートの1943年、

バイロイトの<マイスタージンガー>の存在は

同年のフルトヴェングラーの録音に隠れた感がありますが、

どちらとも言えない、いい演奏で、

こちらは完全な録音なのでお気に入りの演奏です。

 

この第九のバスはカール・パウル

テナーはヘルデン・テナーのルートヴィヒ・ズートハウス

<マイスタージンガー>でも共演、

癖ありの歌手ですが、この曲ではなるべく端正に熱唱しています。

 

LPで聴いたのはコンヴィチュニーとクレンペラー、

これは随分お世話になった大事な演奏です。

 

CDではかなり聴きましたが、(第九は上には上がありますが)

やはりコンヴィチュニー、そしてフリッチャイ、イッセルシュテットなど好きです。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

ルクー <ピアノ・トリオ ハ短調>

2004/12/19 20:35

メッセージ: 1290 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

ピアノ・トリオは

ピアノが勝り過ぎていると感じる時があるのですが、

ルクーのピアノ・トリオはピアノと弦楽器、

この異楽器の絡み合い、ぶつかり合いが絶妙だと思います。

語るようなピアノ、歌う弦楽器

 

それと、旋律そのもののセンス、

憧れとか郷愁とか、

前向きであったり、何かを懐かしむもの、

それが二つのライトモティーフで表されているようにも思います。

若い気持ちの音楽で、

そのあたりは人それぞれの感性、好みの域だとは思いますが・・

 

私の聴いている演奏、

LPは入手難しいと思いますので、CD番号だけ書きます。

 

ARTS 47567

シュピラー・トリオ

 

ピアノ三重奏曲

ピアノ四重奏曲

 

ほかにいい演奏、ありますでしょうか?

これは jumeautriste さんの 1283 に対する返信です

 

レナータ・テバルディ

2004/12/19 23:41

メッセージ: 1291 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

テバルディが亡くなられました。

82歳

 

最新の映像では、去年、中川牧三さんの敬老の日の番組、

DVD<運命の力>の巻末のインタビューでお姿を拝見しました。

 

アドリアーナ・ルクヴルール、

これはご本人もお気に入りの美しい女優役、

<運命の力>のレオノーラ、デスデモーナ・・

個人的にはミミも、トスカもテバルディで聴くのが好きでした。

 

<運命の力>

ミトロプーロス指揮、デル・モナコ、プロッティのライヴ盤

デッカの録音盤、デル・モナコ、バスティアニーニ

DVDのコレッリ、バスティアニーニ、クリストフ

いずれのレオノーラ、

リリコ・スピント、テバルディの最高の歌唱に思います。

 

デビューは<メフィスト・フェレ>のエレナ

 

トスカニーニが賛辞した”天使の声”

品のある美しい声でした。

これは jumeautriste さんの 1255 に対する返信です

 

ブルックナー<第2交響曲>

2004/12/20 22:35

メッセージ: 1292 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

8番が旧約聖書を思い出させるというお話しがありましたが、

 

この2番もまた、

地の底から湧き出てくるようなもの、

深い、いいようのない空恐ろしさを感じますが、

美しい交響曲だと思います。

 

2番とつくシンフォニーのベスト1!

 

コンヴィチュニー ゲヴァントハウス管 

1960年11月のライヴのほう

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

ライナーの<ばらの騎士>

2004/12/23 19:23

メッセージ: 1293 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

今年の前半にナクソスから出た

METのライヴ録音でTV放送用の音源だということです。

1949年11月ライヴ録音

 

この録音で個人的に注目するところは

指揮のライナー

ソフィーのエルナ・ベルガー

オックスのエマヌエル・リスト

イタリアン歌手のディ・ステファーノ

 

2幕から聴きたいところなのですが、

最初から通して2幕まで聴き、あとちょっとだれて3幕を・・

 

ライナーの指揮は1幕の前奏、2幕の前奏などさすがで、

全体としては歌が入ってもあまりテンポを落とさず、きびきびと進めています。

2幕、大好きなところですが、面白く聴けました。

 

歌手ではオックスのリスト、ボダンツキー盤でも同役でしたが、

ベーメ、プロハスカと並んで個人的には好きなオックスです。

上手い上に声そのものが魅力的です。

 

このオペラ、歌手では女声3人はもちろん気になりますが、

私個人としてはオックスが良ければかなりの満足です。

 

マルシャリン:エリナー・スティーバー

        ソフィーでデビュー、モーツァルトに多く出演

 

オクタヴィアン:リゼ・スティーヴンズ

         プラハでミニヨンでデビュー、

         モーツァルト、デリラ、カルメンなどレパートリー

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

Re:ライナーの<ばらの騎士>

2004/12/23 23:23

メッセージ: 1294 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

本日夜、海外出張より帰国。たくさんの投稿ありがとうございます。<ばらの騎士>は、小生にとっては、作曲者の自作自演の録画がとっても印象的ですね。

それでは週末にまた・・・

これは jumeautriste さんの 1293 に対する返信です

 

スペイン風邪

2004/12/26 16:54

メッセージ: 1295 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

シーレ夫妻を死に追いやったスペイン風邪ですが、ラフマニノフもこの病気にやられながらもなんとか持ちこたえ、完治する前に多くの要望にこたえ、1918年12月に渡米したとのことです。

 

http://rachmaninoff.co.uk/biography/part3.php

これは bernardsstar さんの 1281 に対する返信です

 

エルガーのチェロ協奏曲

2004/12/28 1:04

メッセージ: 1296 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

押し詰まりますと

新しい曲を聴く気持ちになりませんので、

シュミットの交響曲第2番は来年に持ち越します。

 

ボールト、トルトゥリエで

エルガーのチェロ・コンツェルトを流し聴きしてます。

 

これは雄大な感じのする演奏で好きです。

どこかプフィッツナーのコンツェルトに似てますね。

これは bernardsstar さんの 1295 に対する返信です

 

シチェドリン<カルメン組曲>

2004/12/30 1:04

メッセージ: 1297 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

今日はロデオン・シチェドリンの舞踏音楽<カルメン組曲>です

 

ミハイル・プレトニョフ指揮

ロシア・ナショナルオーケストラ

 

弦とパーカッションだけですけど

華やかで迫力ありますね。

 

ロジェストヴェンスキーで聴いてましたが、CDは廃盤だそうです。

これは jumeautriste さんの 1296 に対する返信です

 

年末と世紀末

2004/12/30 9:12

メッセージ: 1298 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

jumeautristeさま、皆様

 

今年も残すところあと2日。本年はいろいろとお世話になりました。

 

子供の頃、クラカタウ噴火・津波の歴史・映画を見て、恐怖にかられました。今回のインド洋津波はクラカタウをはるかに上回る規模。

世紀末というと、ノストラダムス予言のように、大惨事・滅亡を連想させます。スペイン風邪では3000〜4000万人死んだということから大変な規模ですね。今回の大津波も20世紀末・21世紀初頭の大激動を象徴する出来事として、歴史に刻み付けられるものと思います。

 

(クラシック音楽作品の中で人類滅亡をテーマとしたものは?というと、F・シュミットの「7つの封印の書」が思い浮かぶ)

 

2005年から数年間もさらに大激動が続くと考えていますが、その「変化」は決して悪いものばかりではなく、「良い」変化もあるのでは?と、予想しています。

 

新年も皆様、すこやかにお過ごしください{黒田恭一氏風に)。

これは jumeautriste さんの 1297 に対する返信です

 

明るさに向かって・・

2004/12/31 20:27

メッセージ: 1299 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

今年最後に聴いた楽劇

 

<パルシファル>

生命力溢れる、明るさに向かう音楽

 

 

<パルシファル>全曲

クーベリック指揮 バイエルンRSO 1980年録音

 

パルシファル・・・ジェイムズ・キング

アンフォルタス・・ベルント・ヴァイクル

グルネマンツ・・・クルト・モル

クンドリー・・・・・イヴォンヌ・ミントン

 

クーベリックのワーグナー

・<マイスタージンガー>全曲 バイエルンRSO 1967年

・<ローエングリン>全曲 バイエルンRSO 1970年

 

 

bernardsstarさん

 

いつもトピずれで申し訳ありません。

プフィッツナー、

お陰さまでずいぶん聴き込むことが出来ました。

<チェロ・ソナタ>の実演が聴いてみたい、

という思いは叶わなかったのですが、それはいつか・・・

 

本トピも、他のご趣味のほうもご発展を願ってます。

これは bernardsstar さんの 1298 に対する返信です

 

新年のご挨拶

2005/ 1/ 1 21:40

メッセージ: 1300 / 1477

投稿者: la_vera_storia (男性/beati possidentes)

 

あけましておめでとうございます!

 

いつも、何か書き込むネタはないかと苦心しております。昨年12月は仕事で4回も日本を出国するはめになり、帰国すれば忘年会などの夜の集まりに出たりして、ろくに家で落ち着く暇もありませんでしたし、音楽を聴く余裕もほとんどありませんでした。今年も、状況によって多忙を極めることになりそうで、いよいよ苦しい状況になるでしょう。なんとか話題を見つけたいと思いますので、よろしく!

 

jumeautriste さんのプフィッツナーへの旅、とりあえず終了なのでしょうか? 今年は、そのうちなんとか、私自身のプフィッツナーへの旅をしてみるつもりです。彼の曲のうち、あるジャンルに集中させて、その作風の変遷をたどっていきたいと思っています。 私自身は正直申し上げて、プフィッツナーはあまり高い評価はしていません。「パレストリーナ」も2度ほど観ましたが、さほどのものには思えませんでした。しかし、再度新しい発見を求めたいと思います。先日、シンガポールで彼の歌曲集のCD5枚組みを見つけ購入いたしましたので、これを私自身の旅のネタにいたしたく思います。しかし、かなり長いスパンが必要になると思います。それからやっぱりマーラーと新ウィーン楽派、これに戻ってじっくりと研究してみたいと思います。

 

それからjumeautristeさんはいろいろな作品に興味があるのですね! ワーグナーもお好きですか? 「マイスタージンガー」のクーベリック(クベリーク)盤、あれは私の考えでは現在出ている録音のうちで最高の「マイスタージンガー」であると思っています。

 

マゼール指揮の「美しく青きドナウ」を聴きつつ。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

お年賀

2005/ 1/ 2 20:56

メッセージ: 1301 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

明けましておめでとうございます

 

今年はなるべく思いつき投稿を減らしたいと思っていますが、

音楽の話しからは逸脱していないのが私の投稿だと思っていますので、

どうか鷹揚にお願いします。

 

プフィッツナーはピアノ・コンツェルト、交響曲などは未聴ですので、

しばらくは続くことと思います。

歌曲についても100曲以上と言われてますが、

F=ディースカウとヒュッシュで30くらいしか聴いてませんので、

これもまだまだです。

 

R・シュトラウスは<ダナエの愛>

歌詞を訳すのが1幕から進んでおらず、

もうお手上げです。

 

ワーグナーは最近は積極的に聴きたいと思うのが、

<パルシファル><マイスタージンガー><タンホイザー>くらいですが、

今年の最初に聴くコンサートがワーグナー<ワルキューレ>になりました。

 

F・シュミットのシンフォニー、<ノートルダム>など聴き散らしが多く、

これは反省です。

 

今年も楽しく聴いていきたいと思っています。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

迎春

2005/ 1/ 4 9:53

メッセージ: 1302 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

皆様、あけましておめでとうございます。

本年も未聴の曲にトライしながら、さらに探求を深めていきたいと、思っています。

 

la_vera_storiaさま

 

大津波直後のご対応、お疲れ様でした。また、ベートーヴェンの全9曲の交響曲を1日で岩城&N響メンバーが演奏したという情報・・そんなことが人間業で可能なんですね!箱根駅伝5区の11人抜き「人間機関車」みたいな感じで驚きました。

 

この年末年始は主に自宅でフランス詩に関する本を読んでいました。その中に、「19世紀は1914年になってようやく終焉を迎えるとよく言われる」という記載がありました。それだけ、第1次世界大戦が人心に与えた影響は大きく、19世紀的価値観が一気に崩壊したといえそうですね。詩の世界でも、ロマン主義(ユーゴーなど)、象徴主義(ボードレール、ヴェルレーヌ、ランボー、マラルメなど)から一気に、シュール・レアリズムやダダイズムへと移行しました。

ウィーンの音楽・文学に関していえば、しかしながら1914年になって一気に変わったというよりも、19世紀末から、「崩壊」を予知していたかのようなデカダンスがじわりじわりと浸透していったような気がします。

これは la_vera_storia さんの 1300 に対する返信です

 

>ハノーバーNDRフィル北ドイツ放送協会

2005/ 1/ 6 11:05

メッセージ: 1304 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

ちょっとあったので書き写します。

 

北ドイツ放送協会(NDR、Norddeutscher Rnndfunk、ハンブルク)

 

もとは北西ドイツ放送(NWDR)として発足し、

北西ドイツを占領していたイギリス軍によって管轄されていた。

そこに1945年、S=イッセルシュテットを首席指揮者(1971年まで)に

ハンブルク北西ドイツ放送協会が設立された。

 

NDWRは北部と西部を管轄しており、ケルンやベルリンにも放送局を持っていた。

 

1956年にはNWDRは、

ハンブルクの北ドイツ放送(NDR)とケルンの西ドイツ放送(WDR)に分割された。

NDRの守備範囲は、シュレスヴィヒ、ホルシュタイン州、メクレンブルク、ニーダーザクセン州、ハンブルクである。

 

この分割改称により、ハンブルクのオケも北ドイツ放送交響楽団と改称された。

 

S=イッセルシュテットが辞任後の70年代は、モーシェ・アツモンが首席をつとめた。

1979年に東から亡命してきたテンシュテットが首席に就任するが、

81年、突然辞任する。1982年からヴァントが就任、1991年離任。

ガーディナー、ブロムシュテットのあと、

1998年からエッシェンバッハが首席をつとめている(2003年の時点)

 

NDRには第2オケとして

「ハノーヴァー放送フィル(Radio-Philharmonie Hannover)」がある。

 

 

載せてくださったNDRのHP、見つけにくかったのでありがたく見せて頂きました。

これは bernardsstar さんの 1178 に対する返信です

 

モーシェ・アツモン

2005/ 1/ 8 0:18

メッセージ: 1305 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

どうも興味深い情報、ありがとうございました。

80年代に、モーシェ・アツモンと、エリアフ・インバルは日本のオケ(確か、都響と日フィル)を振っていました。その後、インバルはマーラー演奏の大御所になりましたが、アツモンのほうはどうもパッとしませんね。アツモン指揮のブルックナー:交響曲8番を聞いてがっかりした思い出があります。

これは jumeautriste さんの 1304 に対する返信です

 

シュタインの<リング>

2005/ 1/ 9 11:40

メッセージ: 1306 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

今日はシュタインのリングから<ワルキューレ1幕>を聴いてます。

 

1975年7月29日、バイロイトのライヴです。

ヴォルフガング・ワーグナー演出

 

ジークムント:ジェイムズ・キング

ジークリンデ:マリータ・ネピアー

フンディング:カール・リッダーブッシュ

ヴォータン:ドナルド・マッキンタイア

フリッカ:アンナ・レイノルズ

ブリュンヒルデ:ギネス・ジョーンズ

 

シュタインはマゼールの後(1968年、69年)、

1970年から75年までリングを振りました。

1976年からはブーレーズ。

 

この75年シュタイン盤は1965年から75年まで、

10年間バイロイトに出演したキングの最後のバイロイト録音で、

ちょっと思い入れのある録音です。

 

深々とした響きで、ロマンティックで切ない演奏です。

これは jumeautriste さんの 1226 に対する返信です

 

Re:シュタインの<リング>

2005/ 1/ 9 13:34

メッセージ: 1307 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

シュタインの<リング>は、忘れ得ぬ名演ですね。「神々の黄昏」のブリュンヒルデの自己犠牲〜終曲もしみじみとした印象を残す傑出した出来映えだったと思います。

 

ところで、最近、友社から「舞台裏の神々」という本が出て、カラヤンのみならず、ベームも実像を暴き出し、批判しているとのこと。そのうち、読んでみます。

これは jumeautriste さんの 1306 に対する返信です

 

S=イッセルシュテットの<トリスタン>

2005/ 1/11 19:02

メッセージ: 1308 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

S=イッセルシュテット ハンブルク北ドイツ放送交響楽団

1949年12月16日録音

 

トリスタン:マックス・ローレンツ

イゾルデ:パウラ・バウマン

マルケ王:ゴットローブ・フリック

クルヴェナール:カール・クローネンベルク

ブランゲナーネ:マルガレーテ・クローゼ

メロート:ペーター・マークヴォルト

 

 

前奏曲ですが、

媚薬のような陶酔的な演奏ではありません。

死に至る物語の前奏に相応しく、沈痛で重苦しい演奏です。

私はトリスタンの前奏曲はこういう澱んだような暗い演奏が好きです。

全体にも重苦しく息苦しくなるような演奏です。

 

歌手に関しても

ローレンツのトリスタンは独特の歌い崩し(持ち味ですが)もほどよく、

絶好調だと思います。

 

イゾルデは個人的にはフラグスタートより好みで、

声の威力も充分で、声楽的にも表現もいいと思いますが、

2幕だけをとれば、

イゾルデとしては弱いと評判は芳しくないのですが、

女としてのイゾルデを、鳥肌が立つような歌唱で表現している

マルガレーテ・ボイマーがいいと思います。

 

数多い名演のなかでも、

・イッセルシュテット盤

・コンヴィチュニー盤(ズートハウス、ボイマー)

・フルトヴェングラー47年2、3幕盤(ズートハウス、シュリューター)

とりわけ好きな演奏です。

これは jumeautriste さんの 1304 に対する返信です

 

ヨッフムの<大地の歌>

2005/ 1/11 21:25

メッセージ: 1309 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

ヨッフム指揮 コンセルトヘボウ

 

テナー:エルンスト・ヘフリガー

アルト:ナン・メリマン

 

管弦楽は瑞々しく、室内楽的です。

この演奏は歌曲を感じさせる演奏で、メリマンは3曲とも素晴らしいですが、

告別はゆっくりと、ゆっくりと語るように歌っていて、

あのヴィヴラートでさえ、この曲にはなんともマッチしているように思います。

ヘフリガーはちょっと高音がつまるような、一途に丁寧に歌っています。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

WDR

2005/ 1/12 22:55

メッセージ: 1310 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

WDR ケルン 西ドイツ放送交響楽団

 

すぐに思い浮かぶところでは、

 

・<エレクトラ>

 リヒャルト・クラウス指揮 1953年

 タイトルはヴァルナイ、あとリザネク、フッシャー、ホッター

 

・マーラー<悲劇的>

 ミトロプーロス指揮 1960年

 

・ベートーヴェン<フィデリオ>

 E・クライバー 1956年

 ニルソン、ホンス・ホップ、フリック、シェフラー、ヴェングラー

 

などがいい演奏だと思います。

 

 

アルトゥール・グリューバー指揮の<ダフネ>はNDRでした。

(マウト・クニッツ、ペーター・アンダース)

これは jumeautriste さんの 1304 に対する返信です

 

ベイヌムの<大地の歌>

2005/ 1/12 23:06

メッセージ: 1311 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

テナー:エルンスト・ヘフリガー

アルト:ナン・メリマン

 

この2人は、

ベイヌム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ

とも共演して録音を残していますね!

これは jumeautriste さんの 1309 に対する返信です

 

re.シュタイン、ベーム

2005/ 1/13 14:00

メッセージ: 1312 / 1477

投稿者: ZAKKYO2000

 

>シュタインの<リング>

 

ブーレーズの前はシュタインだったのですね。80年代のマイスタージンガーなど聴きましたが、つぼを押さえた職人といった感じでしたね。

 

でも、最近は痴呆老人になってしまったようで寂しい限りです。

 

>最近、友社から「舞台裏の神々」という本が出て、カラヤンのみならず、ベームも実像を暴き出し、批判しているとのこと。

 

レコ芸の特集で読みましたが、ベームのいなかっぺ丸出しの話など結構面白かったですよ。

これは bernardsstar さんの 1307 に対する返信です

 

ベーム

2005/ 1/13 21:46

メッセージ: 1313 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

長岡鉄男氏だったと思うが、「週間FM」のコラム記事でベームについて書き、馬鹿息子の俳優に貢ぐために、晩年はドサ回りせざるを得なかった、という情報もありました。

これは ZAKKYO2000 さんの 1312 に対する返信です

 

ライナーの<トリスタン>

2005/ 1/13 22:44

メッセージ: 1314 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

1936年コヴェント・ガーデンのライヴ

 

フラグスタート、メルヒオール

 

このライナー盤、

以前にどこかのトピで全曲かどうかで話題に上がっていたもので、

紹介させて下さい。

 

一度聴いて、おいていたのですが、

ライヴですし、たしかカットはあったと記憶していたのですが、

確認もあって今日、聴きました。

 

2幕2場、300小節ほどのトラデッショナルカットがありました。

 

私が聴いた録音でコンプリートは、

フルトヴェングラー盤、ベーム盤、バーンスタイン盤だと思います。

 

 

2幕2場、強烈な煽りの演奏は下の音は取り難そうですし、

歌が雑になるように思いますし、

ほどほどがいいと思います。

<マイスタージンガー>2幕では煽りがきついと面白いのですが・・

これは jumeautriste さんの 1308 に対する返信です

 

プフィッツナーのピアノ小品

2005/ 1/17 1:19

メッセージ: 1315 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

プフィッツナーの5つの小品 Op.47

6つのエチュード Op.51

 

スコップのような大きな手でなくても弾けそうな曲で、

プフィッツナーのピアノはソロでもデュオでもどこかに煌くものがあるように思います。

 

日本人ピアニストが録音したCDを見かけたことがありますし、

演奏会でも取り上げられているみたいです。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

ベーム、ヴィントガッセン、ニルソン

2005/ 1/17 22:57

メッセージ: 1316 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

ベーム、ヴィントガッセン、ニルソンのトリスタン

 

1966年、バイロイトでの録音のCDを聴いています。

 

CD 解説に「<トリスタン>は最大最高の情熱に満ち溢れた、ひとつの長い”クレッシェンド”であり、いっぽう同時に、歌手、とくに第3幕での猛攻に耐えなければならないトリスタンをいたわらなくてはならないというベームの要望をかなえたのは、ベームの息子のカールハインツだった」 と書かれていました。

 

ベームの息子が歌わずに。舞台で演技だけを受け持ったのでしょうか?

これは jumeautriste さんの 1314 に対する返信です

 

>ベーム、ヴィントガッセン、ニルソン

2005/ 1/18 0:44

メッセージ: 1317 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

1966年のベームの<トリスタン>

 

これ解説が2冊、

分厚いのと薄っぺらいのがありますよね?

 

いま見ているのですが、

bernardsstarさんの書いてらしゃるところが見つかりません。

薄いほうがどこかにあるのでまだ見てませんが、それなのでしょうか?

 

このベームの66年はヴィーラントの演出ですが、

病気療養中でペーター・レーマンが代理演出をしたと書いています。

 

録音は3回、マイクも10個近く配し、ゲネ・プロ、1日目、2日目、

それを総合して最善のものを編集したということですね。

 

そういうことからトリスタン役のヴィントガッセンは配分を気にせずに

歌えたということも云えるのではないでしょうか。

これは bernardsstar さんの 1316 に対する返信です

 

バラクの妻

2005/ 1/19 7:04

メッセージ: 1318 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

1975年のライヴ

 

このバラクの妻を歌っているか歌手が不明だということを以前書きました。

 

名前は、

Ulsula Schroeder- Feinen

 

74年でもルートヴィヒとW・キャストでした。

経歴は詳しく分かりませんが、

1936年生まれ、バイロイトでゼンタ、エルザを歌っています。

これは jumeautriste さんの 1003 に対する返信です

 

ベームの<トリスタン>

2005/ 1/19 22:59

メッセージ: 1319 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

>bernardsstarさんの書いてらしゃるところが見つかりません。

薄いほうがどこかにあるのでまだ見てませんが、それなのでしょうか?

 

薄いほうです。

 

この「トリスタン」以外で、歌わない登場人物が話題になった例として、「神々の黄昏」を演出したシェローが、ジークフリートの遺体の担ぎ役で登場したことがありましたね。

これは jumeautriste さんの 1317 に対する返信です

 

「トリスタン」第1幕、第4場

2005/ 1/23 9:25

メッセージ: 1320 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

「トリスタンとイゾルデ」といえば、「和声の法則を根底的に覆し・・」と評されることが多いのですが、この楽劇の多くの場面では伝統的な和声を使っていて、ウェーバーや、初期ワーグナー作品を聴いたときと似た印象を受けます。

 

第1幕、第4場になると雰囲気が一変します。このなんかドライな感じが、保守的作風の20世紀作品(たとえば、エルガーの交響曲)によく似ていて、ワーグナーの「新ウィーン楽派」以外の作曲家への影響を感じさせました。

これは bernardsstar さんの 1319 に対する返信です

 

世紀転換期の音楽対比列伝への試案

2005/ 1/23 21:00

メッセージ: 1321 / 1477

投稿者: la_vera_storia (男性/神奈川県 日本の空の下)

 

以前に、投稿のネタについて考えているということを申し上げました。そこで今こういうようなことを考えています。

 

たとえば、「世紀末」をもっと広げて「世紀の転換期」とする、これは今までもこのトピでそういう感じで書いてきました(ですからヴェーベルンのことも話題にしましたし、無調期以降のシェーンベルクも話題にしてきましたね。)。これは「暗黙の了解」という感じだったように思います。 

 

これをもうちょっと広げさせていただき、この時代のウィーンその他のドイツ語圏の音楽と、それ以外の地域の音楽とを対比させていきたいなと思っています。たとえば、この時代のどこそこのこういう作曲家のこういう曲と、ウィーン及びドイツ語圏の「世紀の転換期」の音楽とを対比させてのことなど.....。

 

どこのトピで、どなただったか忘れましたが、フォーレ(フォレ)の歌曲の話が出ていました。では、このフォーレの歌曲、そして大事なのは詩になりますが、それとウィーンおよびドイツ語圏の近接した時代の作品にあたって、やはりその詩についても調べる....。あるいはドビュッシーの歌曲も同様ですね。それ以外、フランスだけでもかなりの歌曲があります。そして、その詩と音楽について、2つの地域の作品で対比させる.....というようなことです。こうすると一層両地域の音楽・詩の作品理解が深まるように思います。それをやってみたいです。たとえば、ツェムリンスキー、ベルク、シェーンベルク、シュトラウス...これをやるにあたって、いわゆる音楽史の教科書的知識とか、いろいろの既知の知識の枠組みとかは一度全て頭から放逐し、極力白地の上で感じたり考えたりしたいと思います。あくまで詩と音楽ということで。

 

対比させる地域としては、上記のフランス、ロシア、ポーランドのほか、これはちょっと盲点ですがイギリスもありますね。フランスでいえば、いわゆるベルエポック期については私も関心が深いのですが、しかしそれ以前(パリコミューン以前)の第2帝政期、いわゆるナポレオン三世期、また特にオスマンの都市計画以前のパリなど、こういう時代への関心は尽きることがありませんし、古きパリの面影を訪ねて...というのは、私も在住中はかなりやりましたし、相当のデータを集めています。それとの対比をやってみたいと思います。

 

今、ひどく仕事が忙しい状態で、明日からしばらく日本を留守にします。おそらく帰国後もあちこちへと腰の休まる時のない状態が予想されます。なんとか時間を見つけ、そして少々落ち着きましたら、少しづつ投稿いたしたいと思っていますので、よろしくお願いします。

しばらく失礼いたします。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

転換期の音楽

2005/ 1/25 22:08

メッセージ: 1322 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

la_vera_storiaさま

 

お忙しいところ、ご投稿ありがとうございました。

 

ご提案のような内容は小生も大変に興味をもっていますが、なにせ、力不足に加え、時間不足で。

 

当面、「若きポーランド」について書かれたポーランド語の本を探しているところです。

 

ヴォ‐ンウィリアムスの交響曲4番のような「戦争を予感した音楽」というものにも興味をもっています。「予感」という現象じたい、世紀末的な感触がありますから。

 

また「転換期」には大変な体験をするもの。時代はずっとさかのぼりますが、時代に翻弄され虐げられた作曲家シュッツの生き様にも興味をもっているものの、シュッツはあまりにもトピずれであり、小生の調査の及ばない領域ですので、ここまで手を伸ばすのは控えようと思っています。

これは la_vera_storia さんの 1321 に対する返信です

 

Der Abend

2005/ 1/25 22:37

メッセージ: 1323 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

久しぶりに音楽を聴きにドイツに行ってきました。

 

ある美術館に”Der Abend”

プフィッツナーのアイヒェンドルフ・カンタータの絵に似ている絵画がありました。

 

<トリスタン>

概ね、いい声が揃った上演に接しました。

イゾルデ、ブランゲーネ、マルケ王、

クルヴェナールは日本人のバリトンで、

声に張りがあって響きがしっかり前に出て気持ちのいい歌唱でした。

 

指揮者は台湾人のShao-Chia Lue

どちらかといえば、ピアニシモがないタイプの指揮者でしたが、

好みの演奏で久々に聴き応えがありました。

 

テバルディの追悼記事の載った雑誌も欲しかったのですが、

「Opern Welt」他には載ってなくて残念でした。

これは bernardsstar さんの 1285 に対する返信です

 

Re: Der Abend

2005/ 1/26 23:02

メッセージ: 1324 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

ドイツご旅行とのこと。うらやましいです。

小生は連日JOB処理に追われております(涙)。

 

そのトリスタンの演出(船の接岸など)は、どうでしたか?

これは jumeautriste さんの 1323 に対する返信です

 

   

演出

2005/ 1/28 0:46

メッセージ: 1325 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

>そのトリスタンの演出(船の接岸など)は、どうでしたか?

 

演出のことはよく憶えていないのですが、

なんとか思い出して・・・

 

まず最初、前奏曲が始まってから、

さまざまな人物が登場してひとしきりうろうろします。

舞台は横中央に紗幕が垂れ、前にイゾルデ、ブランゲーネ、

紗幕のうしろが船の甲板ですよね。

このあたりはト書きどおりです。

船は映像で映し出されていました。

接岸についてはよく分からないのです。

 

ちょっと気になったのが”トレンチコート”(マントですね)

これを最初からブランゲーネがイゾルデに着せ掛けたり、

反対にイゾルデがブランゲーネに着せたり、それを頻繁に繰り返すのです。

 

そして3幕最後にマルケ王がそのトレンチコートをブランゲーネに着せかけ、

ふたりで腕をとって(組んで)消えていきます。

あれっ、このふたりは?と思わせる最後でした。

あのマントはマルケ王が花嫁となるイゾルデに与えたものでしたよね。

 

もうひとつ印象的だったのはカーテンコール、

指揮者とともに舞台に上がったのはイングリッシュホルンの女性奏者でした。

惚れ惚れするほど上手い演奏でしたが、やはり労っていました。

これは bernardsstar さんの 1324 に対する返信です

 

映像による演出

2005/ 1/29 11:25

メッセージ: 1326 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

映像による演出としては、

 

アヌ・タリ(エストニア人、女流指揮者)による、トゥビン:交響曲5番のタリンでの演奏(ソ連によるエストニア人抑留船の悲惨な光景)や、

 

(小生の記憶に間違いがなければ)エイゼンシュテインの映画シーンを写し出しながらの、アンドレ・プレヴィン指揮による「アレクサンドル・ネフスキー」(ロスアンジェルスでの上演)

 

が記憶に残っていますね。

 

>イングリッシュ・ホルン 

「トリスタン」の第3幕では、音楽上のみならず演出上も重要な役割を担っていますね。舞台の上では、牧童役が葦笛を吹く仕草をしますね。

これは jumeautriste さんの 1325 に対する返信です

 

プフィッツナー<6重奏曲 Op.55>

2005/ 1/31 22:13

メッセージ: 1327 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ、クラリネット

 

ウィーン・コンツェルトハウスのメンバー

ヨゼフ・ヘルマン、ウラッハ

 

1945年、晩年の作品です。

昨年末から3度ほど聴きましたが、難しい曲です。

とりとめのない、気迷い気分があるように思います。

 

個人的には弦楽器とクラリネットの組み合わせは好きではないので、

よけい馴染みにくいのかもしれません。

 

クラリネット自体は嫌いではないので、

過去にはジャック・ブライマーの演奏など聴いていました。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

多重奏曲

2005/ 2/ 1 22:19

メッセージ: 1328 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

プフィッツナー<6重奏曲 Op.55>

は、残念ながら未聴です。

 

多重奏曲としては、メンデルスゾーンの作品が有名でよく聴きます。

 

ヨセフ・スークの作品に、クラリネットなども交えた多重奏曲があったような記憶(結構、情感のあるいい曲)があるのですが、思い出せない。

これは jumeautriste さんの 1327 に対する返信です

 

>多重奏曲

2005/ 2/ 1 23:35

メッセージ: 1329 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

多重奏曲では、シューベルトのオクテットも有名ですね。

 

これもクラリネット、ホルン、バスーンと

さまざまな響きが聴こえてきて・・・聴き込み不足です。

 

>ヨセフ・スークの作品

 

ヴァイオリンのスークの祖父ですね。

作品は未聴です。

これは bernardsstar さんの 1328 に対する返信です

 

近況

2005/ 2/ 4 22:11

メッセージ: 1330 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

ここ2、3日ほど、出張で自宅を離れていまして。いやー、回転は非常に速いですね。

 

これまで本業では大変な課題を背負わされ続けてきましたが、今週をもってやっと峠を越したという感触、です。

 

「転換期」について突っ込んで調べてみる時間を今後は取れそうです。

これは bernardsstar さんの 1322 に対する返信です

 

>近況

2005/ 2/ 5 12:01

メッセージ: 1331 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

お疲れさまでした。

 

「転換期」

おふた方のアカデミックな投稿、楽しみにしています。

 

近況といえば、

私は涙、ため息の毎日でしたが、やっと抜け出しそうです。

理由は、ベルリンで<影無き女><ダフネ>が連日やっています。

今日と明日です。

これは bernardsstar さんの 1330 に対する返信です

 

Meine Rose

2005/ 2/ 5 23:15

メッセージ: 1332 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

シューマン <レーナウの詩による歌曲 第2曲> 

 

以前、パレストリーナの初演を演じたカール・エルプのことを投稿しました。

 

SP時代の歌手を集めたCD4枚組、

そのなかにエルプの録音もありました。

 

ベートーヴェンが4曲、シューマンが6曲

その中のひとつ、<Meine Rose> 大好きな曲です。

ヒューマンで、美しい歌唱だと思います。

何気ないピアノ・パート、素敵ですね。

 

Op.85-12 <Abendlied> オブリガート・ヴァイオリンも素敵です。

 

1930年代の録音です。

 

 

このシューマンが4枚目

<詩人の恋> このテナーの歌唱も素晴らしいです。

Im Rhein いいです。ピアノはムーア

Op53-3 <哀れなペーター> この他3曲はスゼーです。

 

1枚目はべートーヴェン

ヒュッシュ6曲、エルプ4曲、シャリアピン、ビョルリンクが1曲づつ、

フラグスタートが2曲

 

2枚目もベートーヴェン

ペーター・アンダース、マリア・ミューラー、ホッターもあります。

 

3枚目がモーツァルト

ゼーフリートが15曲ほどで大半

 

 

(4CDで1050円です)

これは jumeautriste さんの 1128 に対する返信です

 

読書

2005/ 2/ 6 22:25

メッセージ: 1333 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

「転換期」の研究、言うは易し、行うは難し、ですね。

 

20世紀初頭からはちょっと時代が下った時期ですが・・・

 

第2次世界大戦の開戦前夜の頃、フランスの詩人、コクトーが世界一周旅行をして、香港・日本間の船では偶然、チャップリン(彼はユダヤ系です。特に、本投稿と関連のある事柄ではありませんが・・・)

と同じ船となり、意気投合します。

 

コクトーは、日本上陸後、堀口大学、フジタらの案内で東京見物をします。ある食堂で見かけた給仕(ウェイトレス)が、マルケヴィチの妹に似ていると書いています。(これが、今投稿で唯一、音楽に関連のあることです) 

 

コクトーは、西欧文明の行き詰まりを肌で感じ、東洋に活路を見出し、日本文化を高く評価したようです。しかし一方で、日本が開戦に向かうのも不可避であること、こういった歴史の荒波の背後に、フリーメーソンなど取るに足らない、もっと秘密めいた組織が関与しているのではないか?と、書いています。

 

小生の世紀末(転換期)研究は、このような感じの書物を読むことによって、進められていきそうな気がします。

これは jumeautriste さんの 1331 に対する返信です

 

>読書

2005/ 2/ 8 10:15

メッセージ: 1334 / 1477

投稿者: junco0707 (女性/大阪府)

 

bernardsstar様

 

こんにちは。他トピではいつもお世話になりまして有り難うございます。

何気なくこちらに立ち寄らせていただきましたら、トピ主様だということに

気づきましたしたので読ませていただきました。

 

転換期に関するご研究、興味深く拝見しました。

どのような本を読まれていらっしゃるのでしょうか。面白そうな内容でしたので

難しくない物であれば読んでみたいと思います。

 

音楽を聞くには当時の世界情勢や他の芸術との関係などはとても重要な事ですね。

これからも宜しくお願いします。

これは bernardsstar さんの 1333 に対する返信です

 

2つのオペラ

2005/ 2/ 8 15:30

メッセージ: 1335 / 1477

投稿者: ZAKKYO2000

 

こんにちは。

 

ザルツブルク音楽祭のオペラのライブを2点聴きました。

 

●ツェムリンスキー「カンダウレス王」

2002年のライブCD(アンダンテ)

ケント・ナガノ指揮のベルリンドイツO他の演奏で、歌手は未知の人ばかりですが、ジョン・健・ヌッツォも出ています。

ストーリーはカンダウレス王が妻を自慢して友人の漁師に抱かせ、それを知った妻がその男と王を殺害するという、R.シュトラウスばりの壮絶な内容です。

当然結構きわどいシーンもあるのですが、ネットで調べた舞台写真を見ると、結構美術的にも凝った処理をしていたようですね。

音楽はいかにもツェムリンスキーらしい、ねっとりとした退廃的な雰囲気に満ちています。

どうも一部音が聴き取りにくいと思ったら、舞台だけでなく客席もかなり使っていたようですね。

 

●コルンゴルド「死の都」

2004年のライブ放送

ヨーロッパでは人気のランニクルズ指揮のウィーンフィル(何故?)で、主役は先にDVDで出たラインオペラ同様、ケルル&デノケのコンビです。

確かjumeautristeさんのこの二人に対するDVDでの評価はあまり芳しくなかったかと思いますが、今回聴いた限りではかなり頑張っていたかなと思います。

ランニクルズは天下のウィーンフィル相手に堂々と音楽を展開していて、人気の程が伺えました。ウィーンの音でこのオペラが聴けるのは無上の喜びでしょう。

どんな舞台だったかは分りませんが、第1幕と第2幕を続けていたのが新鮮でした。

 

しかしちょっと残念だったのは、どちらも会場が大劇場でなく小劇場の方で、まだまだこれらのオペラの人気はそんなものかという感じですね。

どちらもDVDにはならないですかね。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

>2つのオペラ

2005/ 2/ 8 16:02

メッセージ: 1336 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

ZAKKYO2000さん

 

<死の都>

 

以前BS2で、ケルル、デノケのコンビの放映がありましたが、

最初少し見て、中抜きで最後のシーンは見ましたが、

私はDVDは観ておりません。

どなたかと間違われていらっしゃいませんか?

 

ということで、全曲は聴いていませんが、

このふたりの声は少しリリカルだとお思いになられませんか?

演出の興味がありますし、このDVDは入手して観てみようと思っています。

 

フリードリヒ演出、ホルライザー指揮の映像もご覧になっていらっしゃいましたよね。

あの演出はオーソドックスでしたがアームストロングが良く演じていましたね。

 

最近、気に入っていますのが、

フリッツ・レーマン指揮、1952年の古い録音です。

これは ZAKKYO2000 さんの 1335 に対する返信です

 

>>読書

2005/ 2/ 8 22:41

メッセージ: 1337 / 1477

投稿者: bernardsstar

 

junco0707さま

 

コクトーの元ネタは、東京創元社のコクトー全集からです。

今後読んでみたい本は、オリエント・コーカサスの古代史に関するものと、このトピに関係の深いものでは、ポーランドの「退廃芸術」である「若きポーランド」に関するものですね・・

これは junco0707 さんの 1334 に対する返信です

 

re.>2つのオペラ

2005/ 2/ 9 11:31

メッセージ: 1338 / 1477

投稿者: ZAKKYO2000

 

>私はDVDは観ておりません。

 

過去メッセージを読み直してみましたらそうでしたね。私の思い違いでした、すいません。

 

このDVD年始のバーゲンで安売りされていて、もう少しで購入しそうでしたが・・・、やっぱり買っておけばよかったかなあ。

これは jumeautriste さんの 1336 に対する返信です

 

<死の都>のDVD

2005/ 2/ 9 17:59

メッセージ: 1339 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

>このDVD年始のバーゲンで安売りされていて、・・・・

 

まだ残っていたらいいんですけど・・

BS2も作品によっては再放送されることがありますけど

(フルトヴェングラーのドンジョヴァンニ、グルックのオルフェオなど多数)

それもあてにはならないし、安く手に入れば買いたいです。

 

BSもDVDになって売られている作品を放映することがありますね。

ザルツのファウストの劫罰、マハゴニー市の興亡なんかもやってました。

これは ZAKKYO2000 さんの 1338 に対する返信です

 

Re:<死の都>のDVD

2005/ 2/ 9 18:08

メッセージ: 1340 / 1477

投稿者: xfdrvw

 

こんにちは。

 

>このDVD年始のバーゲンで安売りされていて、・・・・

 

これは、ストラスブールの公演のものでしょうか。LDの時代ではホルライザーがベルリン・ドイツ・オペラのアンサンブルを振ったものが出ていました。これはまだDVDにはなってなかったと思いますが。

これは jumeautriste さんの 1339 に対する返信です

 

ホルライザーの<死の都>

2005/ 2/ 9 18:20

メッセージ: 1341 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

>ベルリン・ドイツ・オペラの<死の都>

 

これホルライザー指揮、ゲッツ・フリードリヒの演出、

歌手はジェイムズ・キング、カラン・アームストロングですね。

私はLDを持っていますが、

これはLDだけでDVDにはなっていません。

 

いま話題にしているDVDはストラスブールのほうで、ケルル、デノケのコンビのです。

これは xfdrvw さんの 1340 に対する返信です

 

BS2 <死の都>

2005/ 2/ 9 23:57

メッセージ: 1342 / 1477

投稿者: jumeautriste

 

11日(金曜日)BS2 深夜

 

作曲家の横顔 コルンゴルト

 

続いて1時30分頃から

<死の都>

ストラスブール ライン国立歌劇場

 

録画、出来ます!

これは jumeautriste さんの 1339 に対する返信です