シュレーカーのCD

2001/ 9/21 1:16

メッセージ: 304 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3 (200歳/男性/関東)

 

最近、EMIから出されたシュレーカーのCDを買いました。ジェームズ・コンロン指揮ケルンギュルツェニヒ管弦楽団の演奏です。

 

1 ひとつの大オペラのための前奏曲

2 間奏曲(弦楽オーケストラのための)

3 ひとつのドラマのための前奏曲

4 ロマンティック組曲

 

3は、比較的よく演奏される曲で、「烙印を押された人々」をもとにしています。演奏も、特に管楽器がとても味があっていい演奏です。

 

他の曲は1回聞いただけですが、シュレーカーらしさがでてるものの、幻想的といえばそれまでですが、盛り上がりに欠けるというか、何を表現したいのかわからない感じです。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

コルンゴルト研究

2001/ 9/22 12:10

メッセージ: 305 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

gur1zem2korn3 さん、こんにちは。

 

小生、シュレーカーは未開拓ですね。彼の作品について何か言えるまで、少々お待ちください。「何を表現したいのかわからない感じ」と聞くと、他の作曲家に行っちゃう気持ちを抑えきれなくなりますが・・

 

ここ、ちょっとばかり、コルンゴルトに集中して研究してみようと思い、ニュージーランド交響楽団の演奏する、映画音楽選集のCDを聴いたりしています。ニュージーランド交響楽団のテクニック・表現力にはあなどりがたいものがあると、思いました。

 

コルンゴルトと生地ブルノとのかかわりあいが、最も興味をもっているテーマですが、

 

ブルノ市のサイト

http://www.brno.cz/main/osobnost/index-cz.htm

には、メンデル、ヤナーチェク、ゲーデル、マッハ、チャペック、クンデラはありましたが、コルンゴルトはありませんでした。(カプラーロヴァーという25歳で夭折した女流作曲家・指揮者がブルノで生まれたとのこと)

 

http://www.jamu.cz/hf/hf/uvod.htm

というサイトには、ヤナーチェク中心の記事があり、「エーリヒ・コルンゴルトがブルノで生まれた」という短い記述があるだけです。

(このほか、このトピで以前ご紹介申し上げた

http://www.bruenn.osc.de/tschech/gang.htm

にコルンゴルトとブルノに関する記載があります)

 

あと、下記のチェコの「コルンゴルト・サイト」には、2002年のコルンゴルト・フェスティバルの予定が記載されていました。

http://www.korngold.cz/

これは gur1zem2korn3 さんの 304 に対する返信です

 

カプラーロヴァー、ノヴァークのサイト

2001/ 9/24 8:14

メッセージ: 306 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

カプラーロヴァーのサイトを見つけました。英独仏、チェコ、イタリア、日本語で書かれており、マルチヌーのサイトと関係したサイトです。

 

http://www.interlog.com/~hartl/Kapralova/

 

ついでに、ノヴァークのページも。歌劇「カレルシュタイン」については、以前、報告申したことがあります。

http://www.interlog.com/~hartl/Kapralova/NOVAK.htm

これは bernardsstar さんの 305 に対する返信です

 

シュレーカー

2001/ 9/28 19:31

メッセージ: 307 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3 (200歳/男性/関東)

 

bernardsstarさん、

変節漢と思われてもしょうがないですが、

あれから例のシュレーカーのCDもう一度聞いてみましたが、演奏はすばらしいです。そして、シュレーカーの音楽の独特の音色は惹かれるものがあります。しかし、ひとつの作品としてみる時、音楽の経過というか、展開の仕方が単調というか、ひとつの場面の長さが長すぎというイメージがします。その点、ツェムリンスキーの音楽の展開の区切りのよさというのには唖然とするものがあって感心させられます。

これは bernardsstar さんの 305 に対する返信です

 

シュレーカー、クシェネック

2001/ 9/29 14:02

メッセージ: 308 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

クシェネックはシュレーカーの弟子であったことを思いだし、「krenek」AND「schreker」で検索してみたところ、数多くのサイトが見つかりました。下記の3サイトはその中のごく一部でしかありません。シュレーカーはクシェネックの才能を最初に見出したわけですが、師に付き従って訪れたベルリンで、シュレーカーは師の音楽を見限り、当時の前衛音楽に染まっていったわけです。

 

http://www.ernst-krenek.at/biographie/

http://www.americansymphony.org/dialogues_extensions/2000_01season/2000_11_19/kr enek.cfm

http://www.jmi.org.uk/information/jmi_news4.html

ところで、3つめのサイトは、イギリスにある「ユダヤ音楽協会」のサイトですが、「ナチによってヨーロッパ文化に空白が生じた被害はいまだに修復されていない」として、様々な「第3帝国時代のユダヤ音楽」イベントが催されていることが書かれています。例えば、

(1)バルセロナにおける2週間にわたる禁止された音楽(退廃音楽のこと?)(ローレンス・フォスター指揮)の演奏会

(2)ギデオン・クライン(1945年、26歳のときに収容所で死去)の弦楽トリオの紹介

(3)マックス・ブラントのオペラ「機械工ホプキンス」(既に別の和訳が存在していましたら、ごめんなさい。)の英国初演(2001年11月25日)

 

クシェネックはウィーンのユダヤ人の家庭に生まれましたが、rの上にvがつく「シュ(あるいは、ルシュ)という表記はチェコ語特有のものであることから、クシェネック家の祖先はボヘミアかモラヴィア出身であることが容易に想像できます。ただし、コルンゴルトの故郷ブルノにおける祖先の情報がなかなかわからないのと同様、クシェネック家のルーツの研究も難しそうです。ユダヤ人の祖先を研究していくと、いずれゲットーにいきつくこともその要因ではないかと考えています。

これは gur1zem2korn3 さんの 307 に対する返信です

 

情報求む

2001/10/ 1 1:22

メッセージ: 309 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3 (200歳/男性/関東)

 

現在、1910〜20年代のドイツ語圏の音楽を聞いていて、ヒンデミット、グルリットらが共産主義的な考えを持ち、結果として「文化ボルシェヴィスト」としてナチスに排除されたわけですが、今、その時代の共産主義あるいは文化ボルシェヴィストという事象について述べた本を探しているのですが、オススメのがあったら教えてください。

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アップ

2001/10/ 4 20:52

メッセージ: 310 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3 (200歳/男性/関東)

 

今、音楽の友社から出版されている「大作曲家シリーズ R.シュトラウス」と中公新書の「シュテファン・ツヴァイク」という本を読んでいます。どちらの本にも「無口の女」に関する章があります。ほぼ同じぐらいのタイミングで両方の本の「無口の女」の箇所にたどり着けばと思います。また最近、清水書院から出版されている「人と思想シリーズ エラスムス」も買いましたので、これもツヴァイクの関連で読んでみようと思います。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

アップ2

2001/10/ 5 20:57

メッセージ: 311 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3 (200歳/男性/関東)

 

今日石丸電気のレコード店に行きましたら、長い間探していた、デッカロンドンの「頽廃音楽シリーズ」からの「グロテスクな踊り」というCDを見つけました。指揮はローター・ツァグロセークで演奏はライプチヒゲヴァントハウス管弦楽団です。曲目はフランツ・シュレーカーの組曲「王女の誕生日」、エルヴィン・シュールホフのダンス・グロテスク「夢遊病者」、パウル・ヒンデミットのダンス・パントマイム「悪魔」というものです。でも、今ステレオが壊れてる・・・。ヒンデミットには「ラグタイム」を聞いてから、親しみを覚えました。聞いてからの感想は、ステレオがなおってから書きます。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

   

フィビヒの交響曲(1,2,3番)

2001/10/ 8 21:21

メッセージ: 312 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

未聴ですが、

 

http://www.musicweb.force9.co.uk/music/classrev/dec98/Fibich.html

 

というサイトの情報によれば、

「スメタナ、ドヴォルジャーク、フランツ・シュミット、コルンゴルトが好きな方には、お薦めする」とのことです。

 

それじゃ、絶対聴かなきゃ!

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

ズデニェック・フィビヒについて

2001/10/14 8:03

メッセージ: 313 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

世の中にはフィビヒ通の方がいらっしゃるものだと感じました。

 

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/3444/fibich2.html

 

また、スメタナが「我が祖国」の中でとりあげた「シャールカ」を歌劇化していました。

 

http://rso-wien.orf.at/english/seiten/news/news2.html

これは bernardsstar さんの 312 に対する返信です

 

フィビヒの作品は

2001/10/14 12:16

メッセージ: 314 / 1465

投稿者: Bea_Smy (28歳/jp)

 

スメタナにある親・新ドイツ楽派的な素養を受け継いで、発展させたものです。残念ながら、世紀末音楽的な語法は見られませんが、不当に忘れられた優れたロマン派音楽として、ぜひ再評価されるべきであると私も思います。

ちなみに、私がお奨めしたいのは、交響曲より、ピアノ曲集です。ユニコーン=カンチャナやシャンドスなどのレーベルから、いい録音・演奏が出ています。

 

おまけ。

マーラー路線を発展させて表現主義に進んだ作曲家に、オストルチルOstrcilがいます。プラハ時代のツェムリンスキーの協力者で、ベルクの《ヴォツェック》をプラハ初演した人物ですが、ノヴァークは勝手な思い込みから、自分の敵対者として忌み嫌っていたそうです。

これは bernardsstar さんの 313 に対する返信です

 

バークシャーより

2001/10/14 17:50

メッセージ: 315 / 1465

投稿者: Bea_Smy (28歳/jp)

 

シェーンベルクとアルマ・マーラーの助言者として知られる盲目の作曲家、ヨーゼフ・ラーボアのオルガン曲と、シェーンベルクの年少の友人コルナウトのクラリネット五重奏曲が届きました。

 

いずれ、感想など投稿したいと思っています。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

Re:フィビヒの作品は

2001/10/14 18:26

メッセージ: 316 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

Bea_Smyさま

 

いつもお世話になっております。

本当に、「隠れた名曲」にお詳しいですねえ。ぜひ私もフィビヒのピアノ曲も聴いてみたいです。

 

「Opera v Praze(プラハのオペラ)」という本に、フィビヒ、ノヴァーク、オストルチル(「ル」は小文字で書きたいところです)に関する記載があります。フィビヒに関する記載について紹介いたしますと、

 

(1)フランチシェック・アドルフ・シューベルト: 

プラハの国民劇場の初代音楽監督(在任:1883-1900)

スメタナ作品の上演に熱意を傾けるとともに、ドヴォルジャーク、フィビヒなどの作品の上演にも貢献。フォビヒの作品では(日本語訳が正確でないかも知れませんが)「メッシーナの婚礼」(1884)、「嵐」(1895)、「ヘディ(ハイデ)」(1896)、「シャールカ」(1897)、「ヒポダミエ(ヒポダミア)」(1890-1891)

 

(2)新チェコ劇場

国民劇場 焼失による再建期間(1881-1883)に、国民劇場の代替として活用された。その期間に、フィビヒの歌劇「ブラニーク」が初演された。(1881)

 

(3)フィビヒの他の歌劇

「アルコナ(アルクナ)の崩壊」という作品もあります。「ヒポダミエ」は3部(「ペロップの求婚」「タンタルの和解」「ヒポダミエの死」)に分かれている。「ペロップの求婚」はウィーンやアントワープで上演されたこともある。

 

-------

オタカル・オストルチルは、国民劇場の指揮者としても活躍し、1933年に国民劇場 創立50周年の時には、以下の発言をしています。

*****************

「大地に伸びた根となっている偉大な過去の作品群は、「抽象作品」には関わりをもたないが、人々に対して道徳的な価値を与えた。それらの偉大な作品の例として、「魔笛」「フィデリオ」、そしてスメタナの全作品が挙げられる。これらの健康な根によって、芸術は確実に繁栄することができる。

これは Bea_Smy さんの 314 に対する返信です

 

グレの歌

2001/10/14 19:24

メッセージ: 317 / 1465

投稿者: oasaaan

 

はじめまして

ほぼ10年ぶりぐらいにグレの歌を聴き酔いしれていました。

ストコフスキー指揮フィラデルフィア交響楽団。

とろけるような演奏で造形が崩れかかっているような部分もしばしば、でも後期ロマン派の作品としてはこのくらいがちょうど良いのでしょうか。

青春時代が思い出されます。なんて・・・

 

この壮大な音楽、実演を聴かれた方居られますでしょうか?

また、今手に入るCDでお薦めのものってありますでしょうか?

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

Re:グレの歌

2001/10/14 20:17

メッセージ: 318 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

oasaaanさま、こんにちは。

こちらこそ、よろしくお願いいたします。

 

「グレの歌」に関してましては、

このトピの、180〜191のところで、

 

michael_oskar さん

Bea_Smy さん

fricca1115 さん

のご投稿をいただき、聴き比べがされています。

fricca1115 さんの文章を借用させていただきますと、推薦盤は下記の通りです。

「ストコフスキー指揮フィラデルフィア交響楽団」も要注目ですね!

 

(6月7日には、メトロポリタン・オペラによる演奏が東京文化会館でありました。)

**************

 

★「グレの歌」

シノーポリ指揮(ドイツ=グラモフォン)

インバル指揮/シュトゥットガルト放送管弦楽団(大宅試♂説←魅力ですね!)

フェレンツィク指揮/デンマーク放送響(ユリウス・パツァークの歌にも惹かれます)

これは oasaaan さんの 317 に対する返信です

 

グレの歌 ほか

2001/10/15 9:35

メッセージ: 319 / 1465

投稿者: fricca1115 (女性/愛知県)

 

ご無沙汰しております。

「グレの歌」、#259に少し書きましたが、シャイー盤もなかなか良いですよ!

 

「浄夜」についても色々お薦め盤を教えて頂きましたが、CDのカタログですぐ入手できたのはカラヤン盤でした。 凄い演奏!の一言です。 何と言うか・・・感情の大きな波が襲ってくるようで、圧倒されました。 

以前図書館で借りて聴いた、メータ盤と随分雰囲気が違うように思います。

どちらかと言うとメータ盤は官能的な色彩が濃いですね。 まだ二つの盤でしか聴いていませんが、他にも色々聴き比べしてみたい曲です。

 

今日は、午後から「サロメ」をビデオで観る予定です。

R・シュトラウスはここのトピではあまり話題になりませんね。 私はもっぱらオペラですが・・・。

 

そうそう、最近コルンゴルトの「死の都」も話題にのぼっておりましたが、私も日本語訳の付いているものをと、ラインスドルフ盤を入手しました。

まだ全曲聴けていませんが、音楽はとても気にいっています。 

これは bernardsstar さんの 318 に対する返信です

 

ありがとうございます。

2001/10/15 20:13

メッセージ: 320 / 1465

投稿者: oasaaan

 

早速、皆さんの意見を読ませていただきました。

フェレンツィク指揮/デンマーク放送響が気になります。

ユリウス・パツァークのファンですので是非、聴いてみようと思っています。

これは bernardsstar さんの 318 に対する返信です

 

グレ

2001/10/15 21:30

メッセージ: 321 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3 (240歳/男性/海王星)

 

シノーポリの「グレ」は、テルデックです。

これは bernardsstar さんの 318 に対する返信です

 

フィビフのピアノ曲集

2001/10/17 15:37

メッセージ: 322 / 1465

投稿者: Bea_Smy (28歳/jp)

 

のCDは、ナクソスから安価で提供されています。演奏者は日本人女性の伊藤仁美さん。同レーベルから、クララ・シューマンの撰集でデビューされたピアニストですね。録音された作品は、《気分と印象、思い出》からの抜粋です。メンデルスゾーンやシューマン風の性格的作品から、シューベルトの《即興曲》やショパンの《バラード》を思わせる、大掛かりで構築的なものまで含まれた、正に「色とりどりの小品」と言いたいような曲集です。この曲は、フィビフが家庭を棄てて、門人女性との官能の日々を音楽に綴った作品らしいです。

これは bernardsstar さんの 316 に対する返信です

 

フィビヒ、フィビフ

2001/10/18 22:48

メッセージ: 323 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

Bea_Smyさんをはじめ、皆様には、いつもいつもご投稿いただき、感謝感激です。

 

フィビヒとグルリットのCDを小生も購入して読後談ならぬ「聴後談」を小生も投稿したいと思っているのですが、何せデフレと「超不況」の世の中、勤務先はなんとか倒産だけは免れそうですが、CDを収集するテンポはスローになりつつあります。

 

Fibich をドイツ語流に発音すると「フィビヒ」に近い発音になりますが、チェコ語流では、確かに「フィビフ」(「フ」は喉の奥で発音)という発音になると考えます。(そもそも、チェコ語の単語には「i」のあとに「ch」がくるものをほとんど見かけません)。ドヴォルジャークもそうですが、日本語での表記は難しい問題だと思います。

 

Bea_Smyさんは、「シューベルトのピアノソナタ」に対してややマイナーな見解をもっておられますが、小生は中々気にいっています。最初は地味で退屈な感じを受けますが、年を経るにつけ、スルメのように味わいが出てくると思ってます。

これは Bea_Smy さんの 322 に対する返信です

 

とぴズレ(シューベルト)

2001/10/19 13:35

メッセージ: 324 / 1465

投稿者: Bea_Smy (28歳/jp)

 

外国語のカナ書き転写は、本当に難しい問題ですね。ドイツ語のときの、母音の後で軟子音化するrはどうするのかとか、フランス語の場合の母音+nを一概に「アン」のように綴ってしまっていいのかとか。アメリカ人にメールで訊ねたことがありますが(というのも変な話だけれど)、MacDowellはマクダウェルのようには発音しないとか、Gottschalkもゴットシャルクではないと聞きました。「ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い」が音楽の世界ではまだ残っているようです。

 

ところでシューベルトのピアノ・ソナタ。

否定的なイメージを持っているのではありませんが、まだどうもその魅力が掴めないなあ、といったところです。気取って言えば、滋味豊かな作品だとは思いますが。

 

>年を経るにつけ、スルメのように味わいが出てくると思ってます。

 

 なるほど。私にとってもシューベルトは、年輪を重ねながら理解が深まる音楽なのかもしれません。いずれにせよ、気楽に楽しんでいこうと思います。

 

#このご時世、お互い楽ではありませんね。

これは bernardsstar さんの 323 に対する返信です

 

海外演奏情報11月

2001/10/21 13:34

メッセージ: 325 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3 (240歳/男性/海王星)

 

モーストリークラシック10月号より

 

ここのトピに見合うのだけ僕なりに選んだものをいくつか書いてみます。その日の他のプログラム、キャストは省略し、曲目だけ挙げておきます。

 

11月11,15,18,21

ウィーン国立歌劇場

シェーンベルク オラトリオ「ヤコブの梯子」

 

11月3、10

ベルリン州立歌劇場

シュレーカー 「はるかなる響き」

 

11月9、10、11

ベルリンフィルハーモニー

BPO演奏会

シェーンベルク ヴァイオリン協奏曲

 

11月15

ベルリン・ドイツ・オぺラ管

コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲

11月18

ベルリン放送響

ワイル 「約束へ地への道」

11月23

ベルリン放送響

リヒャルト・シュトラウス

歌劇「エジプトのヘレナ」からの「交響的断章」

11月21,22

ベルリンシュターツカペレ

マーラー 交響曲第10番(クック版)

11月25

ベルリン・シンフォニカー

レーガ− ヒラ−の主題による変奏曲とフーガ

以上はベルリンのコンツェルトハウス

 

11月16、17

ケルン・フィルハーモニー

ケルンWDR響

ヒンデミット 室内音楽第5番(ヴィオラ協奏曲)

 

11月9、15、18、21、30

フランクフルト歌劇場

ヒンデミット 歌劇「カルディヤック」

 

11月1、2

フランクフルト放送響

ベルク ヴァイオリン協奏曲

11月29、30

フランクフルト放送響

コルンゴルト 歌劇「ヘリアーネの奇蹟」と「カトリーン」からの場面

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

続き

2001/10/21 14:15

メッセージ: 326 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3 (240歳/男性/海王星)

 

前回のフランクフルト放送響の演奏会場はフランクフルトのアルテオパーです。

 

11月6

MDR響演奏会

プフィッツナ− カンタータ「ドイツ精神について」

11月11

MDR響演奏会

コルンゴルト 「ロビン・フッドの冒険」組曲

ワイル 7つの大罪

以上ライプチヒゲヴァントハウス

 

11月7、8,9

チューリヒ・トーンハレ

チューリヒ・トーンハレ管

レーガ− モーツァルトの主題による変奏とフーガ

 

11月3、6、9、12、15

パリ国立オペラ・ガルニエ宮

ツェムリンスキー 歌劇「王女の誕生日、あるいは小人」

11月4

パリ国立オペラ・ガルニエ宮

パリ国立オペラ管メンバーによる室内楽演奏会

ヴォルフ イタリア風セレナード

シェーンベルク 室内交響曲第1番(ヴェ−ベルン編曲)

これは gur1zem2korn3 さんの 325 に対する返信です

 

   

続き2

2001/10/21 18:06

メッセージ: 327 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3 (240歳/男性/海王星)

 

11月26、27、30

パリ国立オペラ・ガルニエ宮

ワイル 歌唱付バレエ「7つの大罪」

 

11月22

ロンドン・バービカンセンター

イギリス室内管

マーラー 「大地の歌」(シェーンベルク編曲による室内管弦楽版)

 

11月7、8

コンセルトへボウ

ロイヤルコンセルトへボウ管

マーラー 交響曲第2番「復活」

 

11月10

ブリュッセル パレ・デ・ボザール・サル・アンリ・ル・ブフ

バーデンバーデン・フライブルクSWR響

マーラー 「大地の歌」

 

11月26、30

メトロポリタン歌劇場

リヒャルト・シュトラウス 歌劇「アラベラ」

 

11月14[公開リハーサル]、15,16,17,20

ボストン・シンフォニーホール

ボストン響

シェーンベルク 弦楽のための組曲

 

11月3

シカゴ・リリック・オペラ

ワイル 歌劇「街路の風景」

 

11月1、2,3

シカゴ響

リヒャルト・シュトラウス 「死と変容」「祝典前奏曲」

11月15、16、17

シカゴ響

マーラー 交響曲第2番「復活」

以上シカゴ・シンフォニー・センター・オーケストラホール

 

11月23、24

サンフランシスコ デイヴィス・シンフォニーホール サンフランシスコ響

クルーシャク マーラーの主題による変奏曲

 

11月29、30

クリーブランド セヴェランスホール

クリーブランド管

リヒャルト・シュトラウス 「カプリッチョ」より六重奏曲

「サロメ」より「7つのヴェールの踊り」

これは gur1zem2korn3 さんの 326 に対する返信です

 

ミュンヘンフィル コンサート情報

2001/10/21 22:13

メッセージ: 328 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

gur1zem2korn3 さま

 

情報ありがとうございます。

小生も、ミュンヘンフィルのサイトで、「ウィーン19世紀末、20世紀初頭の音楽」(ハプスブルク領ということでチェコも含む)関連のコンサートを拾ってみました。

 

http://www.muenchnerphilharmoniker.de/online/index.htm

 

<12月>

1・2・3  スーク:「夏の物語」

17・18・19  マーラー:交響曲5番

<1月>

5・6 マーラー:交響曲4番

20・21・22 フランツ・シュミット:「7つの封印の書」

27 シェーンベルク:「浄められた夜」

<2月>

9・15 マーラー:交響曲4番

16 (ニューヨーク)シェーンベルク:ピアノ協奏曲、R・シュトラウス:「ティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

23・24・25  R・シュトラウス:「ツァラトゥストラはこう語った」

<4月>

5・6・7  ブルックナー:交響曲7番

20・21・22 ブルックナー:交響曲5番

<5月>

24・25・27・28 マーラー:交響曲9番

<6月>

14・15・16(ウィーン)・17 マーラー:交響曲6番

16(予約演奏会) ブルックナー:交響曲3番

 

マーラーが多いのは、(聴衆の入りを期待できることと)レヴァインの好みかな?と思われます。

これは gur1zem2korn3 さんの 327 に対する返信です

 

フィビヒ「交響曲3番」

2001/10/25 23:23

メッセージ: 329 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

ヤルヴィ、デトロイト響による「フィビヒ 交響曲1、2、3番(すなわち全集)」のCDを買いました(最近、このコンビのCDを買う頻度が高いです)。2枚組で2400円程度とは安い!

 

フィビヒ「交響曲第3番」を初めて聴いた印象は、ドヴォルジャークの交響曲3番や5番を聴いた印象に近いところがあります。ドヴォルジャークの後期3大交響曲は、特にドヴォルジャークが自分自身の旋律美に絶大の自信をもって世に送り出しているところが広範な層での人気を勝ち得ているのでしょうが、「ドヴォルジャークの3、5番に近い印象」と言った背景には、「旋律的な魅力は今一歩」ということも意味しています。ただ、CDの解説でも指摘されていましたが、チェロなどの中・低音部の処理(対旋律)の冴えは評価できます(特に、第2楽章アダージョ)。

 

コルンゴルトが映画音楽の中に取り入れたような響きも、フィビヒの3番には含んでいるように思えます。「ウィーン19世紀末、20世紀初頭の音楽」というタイトルのトピでチェコ(ボヘミア)のフィビヒを取り上げる理由として、「当時、チェコはハプスブルク領だった」「フィビヒは少年時代をウィーンで過ごした」という理由のほか、マーラーの交響曲もボヘミア音楽の影響を受けているように思われる(特に、6番)ことがあります。マーラーが生まれたのも、モラビアとの境に近い、ボヘミアの片田舎でした。

 

ボヘミアやモラヴィアとウィーン音楽との関係、さらに探求していきます。(フランツ・シュミットの研究のためには、ハンガリー音楽の研究も必須ですね)

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

フランツ・シュミット協会(オーストリア)

2001/10/28 18:12

メッセージ: 330 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

フランツ・シュミット協会(オーストリア)のURLは下記の通りです。

 

http://www.franzschmidtgesellschaft.at/

 

小生が探している本「Franz Schmidt und Pre?burg」(ウィーン ドブリンガー社刊)は、252シリングで販売されていました。

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ツェムリンスキー

2001/10/31 6:54

メッセージ: 331 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3 (240歳/男性/海王星)

 

先週、アンソニー・ボーモントという人が書いたツェムリンスキーの伝記を買いました。彼はツェムリンスキーの最後の歌劇「カンダウレス王」を補筆完成しました。

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コルンゴルトリサイタル

2001/11/ 2 22:57

メッセージ: 332 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3 (240歳/男性/海王星)

 

今月の6日火曜日、東京オペラシティリサイタルホールで午後7時開演で、メゾソプラノの内藤明美による「内藤明美 コルンゴルトを歌う」(ピアノ伴奏平島誠也)というリサイタルがあります。

この歌手は、ドイツ系のリートが得意らしく、今まで「ヘッセとリルケを歌う」「シェックとマルタンを歌う」というリサイタルを開き、演奏されることは少ないけれども、すぐれた歌曲の紹介に努めています。

 

さて今回のコルンゴルトの曲目は

「6つの素朴な歌」「4つのシェークスピアの歌」「4つの別れの歌」「3つの歌」「ヴィーンヘのソネット」を取り上げます。

 

ここに紹介するのも遅くなりましたが、また僕はこの曲について何も知らないので、早崎氏の本や、ベルク年報で、どれくらいあと3日で予習できるかどうか・・・。

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Der Konig Kandaules

2001/11/ 2 23:29

メッセージ: 333 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

下記サイトに

「Der Konig Kandaules (1935-6, orchestration left incomplete, completed by Antony Beaumont 1989) 」と書かれておりました。

 

http://users.knoware.nl/~jsmeets/cgi-bin/ccd.cgi?comp=zemlinsk

 

コルンゴルト歌曲コンサートの情報もいただきありがとうございます。残念ながら、本日のジョルジュ・プレートル&パリ管の演奏会(サントリーホール)で当面のコンサート予算を使い切ってしまいました。

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めっきり寒くなりましたね

2001/11/ 7 20:26

メッセージ: 334 / 1465

投稿者: Bea_Smy (28歳/jp)

 

トピ主様

 

すみません。この頃どうも忙しく、なかなか「芸術の秋」を堪能できずにおります。今日の東京は寒くて、暮れ行く秋どころか、いきなり初冬といった感じですが……。

 

閑話休題。

 

バークシャーから、ノヴァークの室内楽(弦四#1+ピアノ五重奏曲)とイギリスの世紀末音楽を数点とりそろえました。また、フランツ・シュミットとシベリウスのお師匠さん、ゴルトマルクのCDも手に入りました。

 

ラーボルとフックス関連CDの投稿も、なかなか果たせずじまいですが、どうやらどれもことの、冬休みの宿題になってしまいそうです。

 

それではまた。

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Re:めっきり寒くなりましたね

2001/11/ 8 5:55

メッセージ: 335 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

Bea_Smy さま

 

そうですね。寒くも暑くもない快適な期間は短いですね。僕がこの秋、行ったコンサートは、新日フィル:オーチャードシリーズ「米国音楽」、新日フィル:コルンゴルト「死の都」、パリ管(プレートル):日本公演です。今後の予定は未定ですが、来年3月の、ライプチヒ・ゲヴァントハウス(ブロムシュテット):シベリウス「7番」&ブルックナー「5番」には、ぜひ行きたいと考えてマス。

 

バークシャーのCDの感想、ぜひお聞かせください。僕が今後買おうと思っているCDは、コルンゴルト&フランツ・シュミットの室内楽作品、シュレーカー&プフィッツナーの歌劇、ゴルトシュミットの作品、アイヴズのまだ聴いていない作品、ウィリアム・シューマンの交響曲などです。それから、スメタナ、ヤナーチェク、リヒャルト・シュトラウスの歌劇(楽劇)全作品の「聴破」もしてみたいし、いずれにせよ出費がかさみますね。

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サビネ・カルター

2001/11/13 23:24

メッセージ: 336 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

http://www.cantabile-subito.de/Contraltos/Kalter__Sabine/hauptteil_kalter__sabin e.html

 

というサイトを御覧ください。ガリツィア(現在のウクライナ南西部)で生まれた、ポーランドのコントラルトであり、コルンゴルト:「ヘリアーネの奇蹟」、フェラーリ:「マドンナの宝石」、ストラヴィンスキー:「エディプス王」などの初演に参加しています。魅力的な歌手で、研究する価値あり、と思います。

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(訂正)サビネ・カルター

2001/11/13 23:52

メッセージ: 337 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

彼女の出生地・ヤロスラフ(ポーランド語読みではヤロスワフ)はウクライナ国境の近くながら、現在でもポーランド領内でした。

また、サビネは、ドイツ語読みでは、ザビネでしたね。

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焚書された音楽

2001/11/19 22:14

メッセージ: 338 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

Zu"ndende Lieder - Verbrannte Musik

という、興味深い、ナチスに抹殺された「退廃音楽」の書籍を発見しました。

 

http://www.rrz.uni-hamburg.de/musik/exil/texte/zlieder_buch1988.html

 

ハルトマンも、カルターも、グルリットも、ゴルトシュミットも、コルンゴルトも・・・

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No339はPC操作ミスでした。

2001/11/20 5:42

メッセージ: 340 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

(「投稿制限」にひっかかって訂正が遅くなりましたが)

 

カルター 第3弾で、「クナッパーツブッシュの1930年代のオペラ指揮演目」のページから、カルターがヘロディアス役を演じた、R・シュトラウス「サロメ」(1937年1月11日、ロンドン・コベントガーデン・オペラ)を紹介いたしました。

これは bernardsstar さんの 339 に対する返信です

 

コルンゴルトの

2001/11/25 22:08

メッセージ: 341 / 1465

投稿者: Bea_Smy (29歳/jp)

 

《ヘリアーネの奇蹟》が中古屋で安く手に入りました。まだゆっくり聞く時間がありませんが、今の仕事が片付いたら、いずれ書簡をまとめて投稿します。

 

♯落ちてきたので、上げますね。

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次のネタについて熟慮中です。

2001/11/26 22:52

メッセージ: 343 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

Bea_Smyさま

 

あげていただきありがとうございます。

 

《ヘリアーネの奇蹟》のご投稿を期待してお待ち申し上げております。

 

小生は現在、「ウィーン19世紀末、20世紀初頭の音楽」の実体を抉り出すテーマ・方法論は何かを熟慮中で、小生からの投稿の間隔は長くなるかも知れません。

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充実した「フランツ・シュミット」リンク

2001/11/30 21:20

メッセージ: 344 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

http://www.988.com/Composers/Schmidt_Franz.htm

 

というリンクは凄いの一言ですね。

これからまた色々と勉強してみたいのですが、とりあえず、52番、「ユリウス・パツァーク」のページを読むと、

 

http://www.wiu.edu/users/mfrls2/patzak/bio.htm

 

彼は、フランツ・シュミットに音楽理論を学び、アイネム「ダントンの死」の世界初演を行い、プフィッツナー「パレストリーナ」の演奏にも力を入れたとのことです。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

アルマ・マーラー「7つの歌」

2001/12/ 3 23:14

メッセージ: 345 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

344番の投稿で紹介しました見事な作曲家リンク集をさらに調べてみました。

 

http://www.988.com/Composers/dir.htm

 

フランツ・シュレーカーのリンクをたどっていくと、ハレの歌劇場のホームページがあり、

http://www.opernhaus-halle.de/konzert3.htm

 

この中に以下のコンサートの情報がありました。

2000年11月28日

シューベルト:交響曲第7番

アルマ・マーラー:7つの歌

フランツ・シュレーカー:「烙印を押された者」前奏曲

シェーンベルク:モノドラマ「期待」

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コルンゴルドの歌曲

2001/12/ 4 17:34

メッセージ: 346 / 1465

投稿者: nx_74205defiant

 

こんにちは。このトピには初めて投稿させていただきます.10年ちょい,趣味で声楽の勉強を続けているのですが,ここ2,3年,人前でウイーンの歌を歌う機会がありまして.

好きなコルンゴルドの歌曲やアリアを歌っています.前回は『5つの歌曲集』のAlt‐spanisch、その前は「リュートの歌」、今回は「gluckwunsch」と「My mistress eyes」です。そこで一寸引っかかっているのが,rの発音です.いわゆるリートでは巻くのでしょうが,ほとんど現代に近いコルンゴルドではどうなのでしょうか.師匠は,例えばdirは「デア」でよいのでは、というのですが、二人ほど歌手のCDを聞いても,巻く人,巻かない人に分かれました.

私にとっては,巻くほうが歌いやすいのですが.現代曲のrの発音は,今のところどうなのでしょうか.

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nx_74205defiantさん、こんにちは

2001/12/ 4 21:37

メッセージ: 347 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

どうも、ご投稿ありがとうございます。

僕は、「声楽」には疎くて、きちんとした回答はどうもできそうもありません。

 

コンゴルトの歌曲は、gur1zem2korn3さんがお詳しいと考えます。ご投稿されるのを期待しています。

 

声楽に限定せず、ドイツ語という観点からは、恐らく「巻き舌のr」を厳守しなければならないということはないように考えます。ちなみに、ポーランド語では、「巻き舌のr」を厳守するように要請され、ポーランドの子供は発声訓練もするそうです。

 

なお、この件について調べるために、インターネットサーチしていた際、ロッテ・レーマンのサイトを見つけました。御覧ください。

 

http://www.lottelehmann.org/llf/biography/summary/llf_Biography24.html

これは nx_74205defiant さんの 346 に対する返信です

 

こんにちは

2001/12/ 5 0:21

メッセージ: 348 / 1465

投稿者: Bea_Smy (29歳/jp)

 

コルンゴルトといえば、ヴァイオリン・ソナタの終楽章に、自作の歌曲《雪だるま》(だったかな?)を引っ張ってきていますね。ブラームスの《雨の唄》に倣ったんでしょうけれど、この二人では、音響世界が相当違ったものになっていますね。

 

ところで、先日たまたま、春秋社の広報誌『春秋 2001年12月号』を入手しました。一読したところ、作曲家の近藤譲先生が、11月号から「音楽とは何か」というエッセーの連載を始められたことを知りました。ちなみに今月号では、「シェーンベルクの夢」と題して、現代音楽に潜む、聴衆不在という(作曲家にとっての)不安が語られています。

 

同誌は、年間購読料800円(送料込み)とのことですので、購読しようかどうか考えているところです。

ちなみに、shunju@shunjusha.co.jp にメールを送って、購読開始希望の月と「新規購入」と申し添えればいいそうです。

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あげませう・「北欧のバラード」等

2001/12/ 9 4:23

メッセージ: 349 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3

 

先週の火曜日、サントリーホールにて読売日本交響楽団の第400回定期演奏会に行ってきました。ナチス支配下のテレジェーンシュタットの収容所で亡くなったシュールホフの交響曲第2番、声楽付き交響曲「人間性」、ウルマンの交響曲第2番です。シュールホフの交響曲第2番はバレエ音楽「夢遊病者」で見られるようなジャズ的要素が顕著でした。「人間性」についてはツェムリンスキーの「メーテルリンク歌曲集」、マーラーの「大地の歌」を思わせる表現主義的な響きがあり、これが一番気に入りました。

 

さて最近グルリットの「北欧のバラード」にはまっている(来年世界初演ということで、まだ聞いたことのない曲ですが)、テキストの「アルネ氏の宝」にはグルリットだけでなく、途中放棄に終わりましたがツェムリンスキーも取り組み、グーグルの検索でシェーンベルクもこの本を持っていたことがわかりました。ツェムリンスキーについては、ボーモント氏の書かれたツェムリンスキーの伝記に書かれていましたが、シェーンベルクと「アルネ氏の宝」の関係についてはグーグルで調べても「本を所蔵している」という情報ぐらいしかわかりません。もし、そのあたりの事情に詳しい方がいらっしゃれば、ここのトピか拙トピ「マンフレート・グルリットのトピ」までお願いします。

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シュレーカー:「Flammen(炎)」

2001/12/11 22:53

メッセージ: 350 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

最近、シュレーカーの歌劇「Flammen(炎)」のCDを購入しました。キールの歌劇場合唱団、キールフィルハーモニー、指揮:ヴィンドフール です。

 

きょう、前奏曲と、第1〜3場まで聴いてみました(残念ながら、全曲をじっくりと聴き通す時間がありません)。曲調は予想していたよりもかなり保守的です。前奏曲にはロシア音楽的(チャイコフスキー?)な色合いがあり、第1場からは、ワーグナーのローエングリンの断片といった印象を与えます。ただし、コルンゴルトの歌劇「死の都」のように曲の冒頭から聴衆を音楽の中に引きこんでいく力は、(残念ながら)さほどではないように思えます。

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僕の読書状況

2001/12/16 11:32

メッセージ: 351 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3

 

この1年、清水書院の「人と思想」シリーズの僕なりに選び抜いた24冊(ショスタコーヴィチのピアノ曲にひっかけて)を読んでいまして、先日「ヴィクトル・ユゴー」を読み終えました。これまで、一人の人物に焦点を当てた本ばかり読んでましたので、

今度はドイツ語圏文化全般を扱った本を24冊読んでみようと思います。

第1弾、2弾として

「ドイツ表現主義の世界」

「ドイツ・ロマン主義の世界」

(ともに法律文化社」

を買いました。

感想は後日。

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年末年始の読書

2001/12/16 12:02

メッセージ: 352 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

出発まであと数日ですが、帰国後の年末年始の読書として、

 

「ウィーンのユダヤ人 19世紀末からホロコースト前夜まで」野村真理著 御茶ノ水書房 を考えています。

 

「ドイツ表現主義の世界」

「ドイツ・ロマン主義の世界」

のご感想をぜひご投稿ください。

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re.読響定期

2001/12/16 13:42

メッセージ: 353 / 1465

投稿者: ZAKKYO2000

 

ここで頽廃音楽関連も有りなのですね。

 

さて、私も行ってきました(時間がなくウルマンは聴けませんでしたが)。

シュールホフの交響曲No.2はアルブレヒトのCDで聴いて以来大変気に入っていたのですが、あれ(チェコフィル)に比べると読響は随分大人しい演奏でした。多分、ナチスや自国の作曲家に対する思いの違いが結果に現れたのではないでしょうか。ただ、使用楽器は大変ユニークで、サックス、バンジョーなどが使われ、ピッコロ、イングリッシュホルン、バスクラリネット、コントラファゴットが持ち替えではなく常に使われ、一方ホルン、トロンボーンはありませんでした。

「人間性」についてはgur1zem2korn3さんのおっしゃる通りでしたので、逆に私はあまり面白くなかったです。

また、一番最初に皇室の出産を祝してグリーグの「朝」が奏されましたが、ちょっと複雑な思いでした。

 

何はともあれ、アルブレヒト氏がこういった曲目を日本のオーケストラで取り上げたことけでも、大喝采だったと思います。

これは gur1zem2korn3 さんの 349 に対する返信です

 

 

   

ようこそ、ZAKKYO2000さん。

2001/12/17 22:41

メッセージ: 354 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

「ウィーン19世紀末、20世紀初頭の音楽」は、きわめて多角的なので、ひとりでは処理できず。ご投稿を今後もよろしくお願いいたします。

 

この読響定期は前評判が高いものでしたが、残念ながら、小生は行っておりません。2002年の演奏会の中で興味をもっているもののひとつに、藪田京子ピアノリサイタル:シェーンベルク:3つのピアノ曲、6つの小さなピアノ曲、5つのピアノ曲、ピアノのための組曲 他 1月11日(金)19時 東京オペラシティのリサイタルホール がありますね。

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>シュレーカー:「Flammen(炎)」

2001/12/17 23:59

メッセージ: 355 / 1465

投稿者: Bea_Smy (29歳/jp)

 

同曲を私は、マルコポーロ盤のピアノ伴奏ヴァージョンで持っています。

はっきりと言ってしまうと、この作品はシュレーカー初期の習作の一つです。

 

シュレーカーは、同世代のシェーンベルクやツェムリンスキーと比べると、自分の方向性を見定めるのに時間を要した、大器晩成型の作曲家だったように思います。

 

また同時に、聴衆の存在を強烈に意識するあまりに、最高傑作と言われる《宝捜しをする人》あたりから、聴き手や時流におもねる姿勢も見せるようになり、それだけ楽想の枯渇も著しく早かったように思われます。

 

そういう意味では、革新的なこと、既存にないことをやり遂げたいという野心だけは伝わりますが、その辺が上手く伝わるように、楽想を整理し切れていないという憾みがこの作品にはありますし、総じて作品番号つきの作品はそう言えるように思います。

 

ですから、シュレーカーについて理解を深めたいのであれば、《遥かなる響き》《烙印を押された人々》《宝捜しをする人々》といくつかの歌曲集を聞くことをお勧めします。

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プラハ国立歌劇場のそうそうたる面々

2001/12/21 22:40

メッセージ: 356 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

チェコの首都プラハには2大歌劇場、(1)国民劇場(=チェコ系としてスタート)(2)国立歌劇場(=ドイツ系としてスタート) があります。

 

http://www.sop.cz/en/opera/

 

というサイトの情報によれば、国立歌劇場のほうは、ツェムリンスキーの音楽監督在任時(1911 - 1927)に黄金時代を迎えたようで(途中、第1次大戦がありますが)、モーツァルトに加え、ヒンデミット、クシェネック、コルンゴルト、シュレーカーの作品が上演されました。

 

ツェムリンスキーのあとを継いだジョージ・セルも現代作品を積極的にとりあげました。

そのほか、マーラー、R・シュトラウス、ニキシュ、ワインガルトナー、カールソーなどなど、そうそうたる面々がこの「国立歌劇場」に登場しています。

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しばしの不在

2001/12/23 21:16

メッセージ: 357 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

理由は「グルリット」のトピに投稿させていただいた件です。

この「世紀末」のトピをさらに充実させることができる情報を仕入れられたら!と期待しています。

 

その間、もし、落っこちそうになったら拾っていただけたら、多謝です。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

プレ世紀末のウィーン音楽(0)

2001/12/24 23:18

メッセージ: 358 / 1465

投稿者: Bea_Smy (29歳/jp)

 

トピ主様

 

ヨーロッパですか、うらやましいです。いいご旅行を!

 

さて、前約束どおり、世紀末音楽を導いたウィーンの作曲家のCDを本格的に聴き始めました。

正月の前後にちょっとお休みをいただきますが、留守番がてら、できる限り投稿を続けたいと思います。

 

こんご取り上げる作曲家は、次のとおりです。

 

(イ) ゴルトマルク・カーロイ(カール・ゴルトマルク):フランツ・シュミットとシベリウスの恩師。ウィーン=ワーグナー協会の創設メンバーでブラームスの友人。作品は、ブラームスから支持され、マーラー夫妻からは酷評された。コルンゴルトの英才教育については、理論と実技の基本的な修得を重視させるように父コルンゴルトに助言。

 

(ロ)ローベルト・フックス:マーラー、シベリウス、ツェムリンスキー、シュレーカーの恩師。シューベルトやブルックナー同様に、学校教師上がりの作曲家。生前は、「セレナーデ屋フックス」のあだ名で通っていた。ブラームスは、フックスの技量と見識の確かさを称賛し、洗練された作風に注目している。

 

(ハ)ヨーゼフ・ラーボア(ラーボル):チェコの寒村出身の作曲家。ヴィエルヌ同様、幼児期の天然痘の後遺症から失明。鍵盤楽器の卓越した演奏能力を買われて、さる選帝侯国宮廷ピアニストに着任。翌年には、ウィーンで音楽教師・作曲家として活動に着手。弟子に、シェーンベルク、アルマ・マーラー、パウル・ヴィトゲンシュタイン(ピアニスト)。パウルの兄弟で哲学者のルートヴィヒは、ラーボアの有力な後援者だった。

 

また、機会があれば、ヴィルヘルム・ベルガーやグスタフ・イェナーについても触れるかもしれません。

 

なお、このたびバークシャーより、次のCDを購入しました。

(1)R.フックス:チェロ・ソナタ集

(2)同:ピアノ・ソナタ集

(3)ルジツキ(シマノフスキの盟友):管弦楽曲集

到着は1月末から2月半ばの予定ですので、これらについては、3月ぐらいの投稿を予定しております。

これは bernardsstar さんの 357 に対する返信です

 

コルンゴルドを歌いたくて

2001/12/27 3:05

メッセージ: 359 / 1465

投稿者: nx_74205defiant

 

ageもかねて・・・。

コルンゴルドの「ヘリアーネの奇跡」のアリアが歌いたくなり、取り敢えず楽譜の閲覧,貸し出しをしている施設に電話で問い合わせてみましたが,何処もありませんというお返事.YAMAHAでも扱い無しでした.

で、ジォット社の日本支社に電話でボーカルスコアのレンタルを問い合わせたら,プロアマ通じ,そんな問い合わせは初めてなので,オケ譜を参考にして,航空便で取り寄せて,二万八千円といわれました.伴奏者の分も必要なので5万6千円ですね.

その場で慌ててお断りしましたが、アマチュアがこういった人の歌を歌うのも,覚悟がいるなあ,と認識した1件でした.

今でこそ,コルンゴルドの歌曲なら,楽譜売り場で見かけますが,「ヘリアーネ」は観ませんね.

これは Bea_Smy さんの 358 に対する返信です

 

新年に向けての挨拶

2001/12/29 10:28

メッセージ: 360 / 1465

投稿者: Bea_Smy (29歳/jp)

 

トピ主様へ

 

ことし一年、なにかとお世話になりました。

本トピに出没して色々楽しかったことを思い返しました。

自分の投稿がもとで、思いがけず詳しい情報交換へと話が発展したときは、

人様の役に立てて嬉しかったものです。

 

新年もどうぞよろしくお願いします。

 

今は、前約束の音楽鑑賞に取り組み中ですが、

ツェムリンスキーの往復書簡集も入手できましたので、その中身についても、

いずれ報告の機会を持てたら、と思っています。

 

トピ主様、投稿者の皆様、よいお年をお迎えください。

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12月27日のユダヤ音楽会

2001/12/30 17:48

メッセージ: 361 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

昨日、帰国しました。

今回のプラハ訪問は多目的だったので、コンサートを聴いたのは1回きり(ドヴォルジャーク交響楽団)です。そのほか、クリスマスの日の朝、聖ヤコブ教会に入ったところ、説教(ラテン語とチェコ語)のほかに、弦楽・オルガン・合唱の演奏も加えたチェコ流のミサをやっており、これは大変に印象深いものでした。

 

(1)スペイン・シナゴーグでのユダヤ人作品 演奏会

27日に開催されたこの演奏会のことを、演奏会後に、案内所(ムーステック駅の近く)で入手したパンフレットで知りました。従って、実際に行ってはいません。

曲目:メンデルスゾーン、ブロッホ、マーラー、ヒンデミット、シュルホフ、バーンスタインの作品

演奏:バーバラ・スレザーコヴァー(ソプラノ)、シチェパーン・ピフリーク(ヴァイオリン)、ダナ・シャフラーンコヴァー(フルート)、イェレナ・ノスコヴァー(music acc. ?)

 

(2)ドヴォルジャーク交響楽団

ややトピずれになりますが、このコンサートのことに関連して、プラハの音楽事情についての印象を書きます。有名なスメタナ・ホールのある市民会館(オベッツニー・ドゥーム)は、華麗なアールヌーヴォー建築としても有名ですが、この美しい建物の前には、マントをはおった若者数人(イタリア人も含む)が常にたむろして、通行人にチケット購入を薦めています。彼らは、日本でよく見かける「ダフ屋」とは違い、どうも公認のようなのです。彼らの薦める演目は、連日開催される、モーツァルト「レクイエム」の演奏会と小曲演奏会(モーツァルト:「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。チャイコフスキー:「弦楽セレナード」など)です。小生は、日程等を考慮して彼らの誘いには乗りませんでした。それに、「彼らからチケットを買って本当に大丈夫なの?」って気がしました。

 

ホテルに戻り、彼らのことについてフロントの人に聞くと、格別に(彼らに対する)否定的なことは言わずに、「このホテルでも、彼らと同じ価格でコンサートチケットを買えますよ。」と言われ、検討のうえ購入したのが、ルドルフィヌム(芸術家の家)で開催された、ドヴォルジャーク交響楽団による、チェロ協奏曲&交響曲9番「新世界より」のコンサートチケットでした。

 

このドヴォルジャーク作品の作品の演奏会も、9月1日から2002年1月12日まで、同じメンバー(ドヴォルジャーク交響楽団、チェロ:クリシュトフ・レチャン、指揮:ヤロスラフ・ヴォドニャンスキー)、同じ曲目で14回、開催されています。プラハの演奏会のスタートは通例、かなり遅いようで、このコンサートも夜8時半にスタートしました。ドヴォルジャーク交響楽団はヤン・カスル卿の資金援助によりチェコ国内の名手を集めて組織された団体とのこと。

 

客の入りは非常に悪く、その多くは観光客?という感じでした。演奏は?と言えば、ヴォドニャンスキーの指揮はジャンプも交えた派手なもので、それなりに曲を盛り上げる箇所もありましたが、あちこちで演奏ミスが露呈し、小生にはチェコフィル(あるいはプラハ響)の来日公演で聴いたほうが、よりレベルの高い演奏を期待できそうな気がしました。少なくとも、ルドルフィヌムの建築の格調の高さには負けていました。

 

以上の体験を通して、小生は以下のような推測を行いました。プラハの最大の資産はなんといってもその古く美しい建築群です。これには文句のつけようがありません。音楽は?といえば、必ずしもワールド・ベストとは言えない状況になっているように思えます(既に完成された建築群と異なり、音楽は生身の人間のすることですから)。その一方で、集客手段としての音楽会・音楽家に対する当局の期待はかなり大きいのでは?と思われます。そして、かのテロの後に観光旅行熱がさめた状況下で、マント姿の若者も動員して、(以前より減少した)観光客にチケットを売りさばこうとしているのでは?と思うに至ったわけです。小生はひとりの聴衆として、音楽の過剰供給による質の低下がないように、せっかくの資源を食いつぶしてしまうことのないようにと願いました。

これは Bea_Smy さんの 358 に対する返信です

 

あけましておめでとうございます。

2002/ 1/ 1 16:42

メッセージ: 362 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3

 

昨年はここのトピを有意義に利用することができました。トピ主様には感謝いたします。今年もよろしくお願いします。さて今年初めての音楽は、テレビで見たべルリンフィルのジルベスタ−となるわけですが、自宅でかけたCDとしては(ちなみに僕は時間があって聞く場合には通常のコンサートの時のように90分ぐらいの時間をとって聞きます。)、

 

ツェムリンスキー 交響詩「人魚姫」

ゴルトシュミット 地中海の歌

プフィッツナ− 「パレストリーナ」より第2幕への前奏曲

「ハイルブロンのケートヒェン」序曲

です。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

   

ザレマ

2002/ 1/ 3 13:32

メッセージ: 363 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3

 

拙トピ「マンフレート・グルリットのトピ」と同一の内容ですが、こちらに来られる方にもお知らせしたいので書込みをします。

 

今年の5月12日、グルリットの歌劇「北欧のバラード」がドイツのトリーア市立歌劇場で世界初演されますが、トリーア市立歌劇場が録音をしたCDを見つけました。

 

ツェムリンスキー

歌劇「ザレマSarema」全曲

指揮 イシュトヴァン・デーネス

演奏 トリーア市立歌劇場管弦楽団・合唱団

Koch 3-6467-2 (2 CD 103 min)

上記のようにコッホ・シュヴァンからリリースされています。

コッホのURLは

http://www.kochmusic.com/

ここのリサーチでsaremaと入力すればCDの情報がでます。

ここの歌劇場はグルリットについては「軍人たち」を世界で60年ぶりに取り上げるなど、意欲的なオペラです。「北欧のバラード」も録音してもらえばいいのですが。

 

この「ザレマ」というのはツェムリンスキーの最初の歌劇で、1895年に完成し、バイエルンの摂政ルイトポルト公作曲コンクールで第2位となります。グランド・オペラの悲劇的クライマックスやドイツ・ロマン主義オペラの自然描写を含む初期ワーグナー的な作風で、これはブラームス陣営からの脱出の意志の表れだったのです。というわけで、このCDを聞いて、ツェムリンスキー特有の響きを考慮すれば、トリーア歌劇場の特徴がわかると思います。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

こんにちは、nx_74205defiantさん

2002/ 1/ 4 9:39

メッセージ: 364 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

レスが遅れましたことをお詫びいたします。

ショット社のサイト、

http://www.schott-online.com/nocache/smi/autoren/KomponistenAZ/2,91101fffea1.htm l

も見てみましたが、よくわからず。その日本支社の方のおっしゃる通りなのでしょう。

国際コルンゴルト協会のサイトでも(ヘリアーネの奇蹟の楽譜については)よくわからず。

http://www.korngold-society.org/index1.html

 

http://www.korngold-society.org/works.html

 

http://korngold.freeyellow.com/heliane.html

 

結局、ネットサーチでは分からずじまいでした。すいません。

ただ、コルンゴルトの歌曲の歌詞のサイトは見つけました。

http://www.recmusic.org/lieder/k/korngold.html

 

 

蛇足ですが、下記のCD評論のページに記載されている内容に共感を覚えました。

http://www.classical.net/music/recs/reviews/e/emi56169a.html

http://www.filmmusic.uk.net/1998/sept98/sk48253.html

これは nx_74205defiant さんの 359 に対する返信です

 

昨日のFM放送

2002/ 1/ 5 16:37

メッセージ: 365 / 1465

投稿者: Hakodateyama_1013

 

サヴァリッシュ/WPOのプフィッツナーとフランツ・シュミットの演奏は素晴らしかったですね。

聴かれた方いらっしゃいますか?

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

えっ!

2002/ 1/ 5 21:24

メッセージ: 366 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

Hakodateyama_1013さん、お久しぶりです。

FM放送で、プフィッツナーとフランツ・シュミットがあったとは、未チェックでした。(ここしばらく、FMから離れていました)基本的な質問で申し訳ありませんが、曲目は何でしたか?

これは Hakodateyama_1013 さんの 365 に対する返信です

 

曲目です

2002/ 1/ 6 0:16

メッセージ: 367 / 1465

投稿者: Hakodateyama_1013

 

プフィッツナー:交響曲ハ長調

フランツ・シュミット:歌劇「ノートルダム」間奏曲

シューベルト:交響曲第8番ハ長調

以上の3曲でした。

これは bernardsstar さんの 366 に対する返信です

 

ありがとうございます

2002/ 1/ 6 1:29

メッセージ: 368 / 1465

投稿者: nx_74205defiant

 

ありがとうございます。

ドイツ語と英語の壁で(泣)読むのに相当時間がかかり,御礼が遅くなりましたことをお詫び致します.

ヘリアーネのボーカルスコアに関しては,ウイーンに留学している友人に,聞いてみても『なかったよ』と言われてしまいました.

おそらくジョットの資料室にでも行かない限りないのかもしれません.

歌曲に関しては,時々大手のショップにおいてあるのをまめに見つけては買い,しているうちにかなり集まりました.

後期に行くにしたがって,ピアノの比重が大きくなり,技術的にも高度になりますね.

実は今日,彼の歌曲2つの,ピアニストさんとの合わせです.どうなることか・・・。

これは bernardsstar さんの 364 に対する返信です

 

Re:曲目です

2002/ 1/ 6 8:43

メッセージ: 369 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

プフィッツナー:交響曲ハ長調

は、まだ聴いたことがありませんでした。実に惜しいことをしました。

(ツェムリンスキーも、初期の番号付き交響曲は聴いたことがありません)

 

サヴァリッシュは、R・シュトラウスの権威として知れ渡っていますが、ぜひ、今後は、プフィッナー、F・シュミットをどしどし取り上げてほしいです。

これは Hakodateyama_1013 さんの 367 に対する返信です

 

プフィッツナ−の交響曲

2002/ 1/ 6 11:41

メッセージ: 370 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3

 

には、3つあり、

まず1932年に作曲された交響曲嬰ハ短調で、これは1925年に作曲された弦楽四重奏曲第2番作品36の編曲ということで、作品番号は36aとなっています。

 

あとは、1939年の小交響曲ト長調作品44、そして1940年の、今ここで話題に登っている交響曲ハ長調作品46となるわけです。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

Re:プフィッツナ−の交響曲

2002/ 1/ 6 12:03

メッセージ: 371 / 1465

投稿者: Hakodateyama_1013

 

3曲とも良い曲ですね。

私が、最初に聴いたのはト長調交響曲でペーター・シュヴァルツ/札響のLPでした。そのLPは残念ながら行方不明です。

また、嬰ハ短調交響曲は、H・S=イッセルシュテットの古い録音(LP)です。

あまり良くない音の中からプフィッツナーのロマンティックな音楽が現れて来るのを楽しんだものです。

これは gur1zem2korn3 さんの 370 に対する返信です

 

ゴルトシュミット

2002/ 1/ 8 0:06

メッセージ: 372 / 1465

投稿者: gur1zem2korn3

 

昨日デッカロンドンのゴルトシュミットの管弦楽曲のCDを買いました。指揮者陣には、ラトル、ゴルトシュミット自身、クライツベルク、デュトワと豊かで、ライナーノーツにはゴルトシュミットの対談が載っていました。そして聞いてて思ったのが、彼が真価を発揮するのはバレー、歌曲、オペラと「人」が関わる音楽であると。交響曲のような、構成や形式がある程度関わる音楽では、短い間に急速に展開する、爆発的な、時には軽妙でスケルツォ的な彼独特の楽想は十分に生かしきれないと思います。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

お帰りなさい

2002/ 1/ 8 0:12

メッセージ: 373 / 1465

アバターとは?

投稿者: Bea_Smy (29歳/jp)

 

ですよね、トピ主様!

 

というわけで、新年の記念に(?)、チェコスロヴァキアの音楽を聴くことにしました。

 

今日は、V.ノヴァークの作品をまとめて聴きました。紹介文などはまた今度。

これは bernardsstar さんの 1 に対する返信です

 

年末年始

2002/ 1/ 8 21:24

メッセージ: 374 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

このトピでは帰国報告していませんでしたね。

 

小生、チェコ音楽、ウィーン音楽のほかにも、チェコの建築・文学、三葉虫、交通システム、東欧史、等々いろいろ興味をもって情報収集してきたため、V.ノヴァークのことを書いていた本も買いたかったのですが、荷が重くなるのを恐れ、買ってきませんでした。

 

正月は、野村真理 著「ウィーンのユダヤ人」(お茶の水書房)という本を読了するのに使いました。ドイツ人や、ユダヤ人にとってはハプスブルグ帝国の時代に郷愁があるのだろうが、チェコ人、ポーランド人にとっては、ハプスブルグ帝国は「搾取」以外の何物でもなかったようなことが冒頭に書いてありましたね。

 

この郷愁を音楽によって美しく表現したのが、フランツ・シュミットの「交響曲第4番」と、コルンゴルトの「交響曲嬰ヘ調」(特に第4楽章)ではないかと、思っております。

これは Bea_Smy さんの 373 に対する返信です

 

Re:ゴルトシュミット

2002/ 1/ 8 21:29

メッセージ: 375 / 1465

投稿者: bernardsstar

 

gur1zem2korn3さん

 

ゴルトシュミットを聴くのを、今年の課題にしています。貴君の意見を参考にさせていただき、取り組んでみたいと思います。

これは gur1zem2korn3 さんの 372 に対する返信です